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27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読み応えある内容,
By 愛国者 "愛国者" (日本国) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 私はヒトラーの秘書だった (単行本)
二十世紀を変えてしまった一人の男。その最晩年を間近でつぶさに見ていた著者が、悪夢から目覚めたのちに描いた「第三帝国」末期の肖像である。巨大な歴史の渦中にあった個人の視点だけに限界はあるが、ヒトラーという男にずっと付いていた人間にしか語れないものを書き残してくれているという点で、非常に興味い内容になっている。回想録としては、後知恵による善悪判断や自己弁護を極力排そうと努力した跡のある文章にも好感が持てる。ナチス時代の知識が多少ないとわかりづらい点もあるが、あの時代を生きた一人のドイツ人の記録としてずっしりとした読み応えのある本だった。ただし、出版協力者の解説で、ユンゲ氏が五十年沈黙を守った、というのは誤り。複数のドキュメンタリー番組で証言しているのを見たことがあり、評者もかなり前から著者のことは知っていた。これも本を売るための戦略なのだろうか? 訳注に関しても、かなりの字数を費やしているにもかかわらず学者の意見すら分かれている点で断定的な解説をしている、など疑問に感じられる点が目についた。
30 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読んでいて怖くなりました,
By 一徹 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 私はヒトラーの秘書だった (単行本)
残忍で冷酷な独裁者ヒトラーのなかに、これほど紳士的で寛大で親切な側面があり、ユーモアのセンスさえあったというのは正直言って驚きである。今日、我々がナチスの愚行を批判することはたやすいが、私自身が当時のドイツに産まれていたらどうだっただろう。もしかしたら独裁者ヒトラーの魅力に屈していたかもしれない。 私は彼女と同じ過ちをどこかでしていないだろうか。考えたら怖くなった。 彼女や、収容所で命を落としていったユダヤ人達にたいして哀れみを感じるだけでなく、あろうことかヒトラーにたいしても哀れみを感じてしまった。 いろいろなことを考えさせられる名著だと思う。
30 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
書評,
By カスタマー
レビュー対象商品: 私はヒトラーの秘書だった (単行本)
ヒトラーの本については、現在まで多数出版されているがその多くは彼個人の生涯または政治家、軍事的面に重点が置かれて書かれている。しかし、この本はヒトラーの側近者として最後の証人として書かれている点において貴重な資料ともいえるものである。彼女の生い立ちから少女時代に1市民としてナチスをどの様に見ていたかまたヒトラーの秘書になり執務室での1人でいるときのヒットラーの姿又オーバーザルツブルグ内の詳しい様子など他の本ではあまり語られていない詳しい記述が見られる。ただヒトラーの秘書であるがために戦況の状況等に多少の記憶の食い違いがある点やベルリン包囲下からヒトラーの自殺までは戦後生存した他の側近者の証言などで特に新事実の記載は見当たらないがヒトラー自殺後ソ連軍包囲下の脱出、終戦後の彼女の人生までは一気に読んでしまう。
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