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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
普通のお母さんと、舌鋒鋭い思索家の両面がわかる、1980年代中心のエッセイ集,
By
レビュー対象商品: 私はそうは思わない (ちくま文庫) (文庫)
この本では、佐野さんが40歳代頃のエッセイが読める(離婚後、再婚前)。冒頭の「「まえがき」のかわりの自問自答」で、読者は、佐野洋子を読める人かそうでないかが、きっとわかるだろう。この本の特徴は、芸術、とくに絵本に関しての言及が多いことだと思う。「ゆるやかに崩壊していった家庭を営みながら」「ただそれだけのことを願って」『100万回生きた猫』を作ったとも述懐されている。今も熱心に読み続けられているアトリー、長新太、高野文子、やまだ紫などへの評価にも、本音がたっぷり出ていて、にやにやと読んでしまった。 また、一人息子に首ったけのあまあまお母さんの面も、かなり披露されている。「どの子供の中にも子供の魂と大人の魂が同居している。」そして、「子供をあなどっていない」小沢正さんをたたえながら、今の児童文学は「つじつまが合いすぎ、正しく(て)面白くない」と喝破している。うーん、さすがだなあ。 佐野さんは不思議な人だった。人生も後半へ向かうにつれ、過激さがましていった。そんな中、この本は、端正なたたずまいが印象的な一冊。
59 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
言いたいことをハッキリ言うカッコイイひと,
By カスタマー
レビュー対象商品: 私はそうは思わない (ちくま文庫) (文庫)
一番好きだなーと引き寄せられたところが二つあります。ひとつめは「大人になってからいちばん嬉しかったこと」として、「離婚した時。朝起きると、もう体の底から喜びがつきあげて来るのね。(中略)すごく孤独感だと思うんだけど、それがまた嬉しくって仕方ない。大変な爽快感で歓喜みたいなの」と言っている部分。そしてふたつめは「使ったことのあるいちばんひどいあなどりのことば」として「これを言ったら人は死ぬというほどのあなどりのことばはもったいなくて人になど教えられません」と答えているところ。サバサバしたこんな言葉を聞いて、とても元気が湧いてきました。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大好きなひとの大好きな本です,
By
レビュー対象商品: 私はそうは思わない (ちくま文庫) (文庫)
ながぐつをはいた猫を幼少の頃に読んでからずいぶん時が経って 再び彼女の本を読むようになりました。 彼女の本は全て好きです 文体も考え方も絵も。 あーそうなのよねーと うなずきながら読んでしまう。 あっという間に読んでしまう。 この本は何度も読み返しています。 オススメです。
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