病気と闘う物語はどうしても湿っぽくてきついと思うような映画が多いですがこの映画は湿っぽくなく、ただただ深く、一途な愛情が込められていました。最初から病気ではなく途中から病気になってしまうため、つい以前の彼女は・・・と比べてしまうのでは?などいろいろ考えさせられました。
この物語はアルツハイマー病を抱えた彼女と工事現場で働く男性との愛のストーリーで、どんどんたくさんのことを忘れていく彼女に実際アルツハイマー病患者に行っている方法を使って様々なところに紙を張ってそれを見て思い出すようにするのですが彼女の難病は悪化するばかり。それでも彼は「僕が君の記憶だから」と彼女を励まします。もう彼女と彼の運命を泣かずには見られません。
私はこの映画を何回も観ましたが何回見ても感動してしまいます。もし自分の好きな人に自分のことを忘れられたらと思うと、とても怖い。その気持ちが彼の手紙で彼女と少しやりとりするシーンで一番感じ、私の一番好きなシーンです。書いている今も思い出して泣きそうです。
お涙頂戴映画ではないと思います。ただ彼の深い愛情が心に染みると涙が溢れ出すんです。
人を深く純粋に一途に愛したいと一度でも思ったことがある人にオススメの映画です。私はこの映画で一緒に居ることの意味を感じました。