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私の身体は頭がいい (文春文庫)
 
 

私の身体は頭がいい (文春文庫) [文庫]

内田 樹
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

私の身体は頭よりも、はるかに賢い―。武道家でありレヴィナス研究者である著者が放つ最強の身体知。本当に危険な敵と対峙したときはどうすべきか、身体の感受性を育む体育とは何か、最高のパフォーマンスを生む心身の状態とは?危機管理法から胆力の付け方まで、よりよく生きるための武術的思考法を伝授。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内田 樹
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。現在神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。フランス現代思想と武道に精通した独自の視点が注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 311ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/9/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4167717441
  • ISBN-13: 978-4167717445
  • 発売日: 2007/9/4
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:文庫
今をときめく思想界の“スティーブン・セガール”こと内田樹(※どちらも合気道をたしなんでいる)が、評論家として活躍し始めたころの単行本『私の身体は頭がいい』の文庫版。今回の文庫版には、単行本出版以降に彼が書いた身体論・武道論関連の論文とエッセイ―筆者いわくボーナストラック―が追加されているため、かなりのお得感。

内田氏が最終的にたどりついた合気道という武道の目指すところは、「主と奴の弁証法」という関係性をいかに超克するかということだと思う。この「主/奴」の関係は、「富/貧」、「男/女」などの社会のあらゆる場面に蔓延っている。我々はこの二項対立の図式に当てはめなければ思考できないという「業」のようなものを負っているわけである。そしてしばしばこの図式は、「味方/敵」「生/死」という悲劇的な結果へと結びつく。
このように人間にとって本源的であるはずの二項対立の図式を脱臼するために、内田“スティーブン”樹が合気道のエッセンスをブレンドすることで組み立てた“複素的身体論”とはいったい何なのか?
それは本書を見てのお楽しみ。

「均質的なものについて」の章で、彼の思想的マニフェストと、というよりも「私には思想的マニフェストがありません」というマニフェストを表明している(これはマニフェストなんだろうか、そうじゃないんだろうか)。でもそれは単なる文化的多元主義ではない(なぜならそれも“主義”であり、立派なイデオロギーだ)。

だから、以前私が彼の『子どもは判ってくれない』のレビューで彼を「固執しないことに固執する」人物だと評したが、どうやらそれには修正が必要である。彼の話からすると「固執しないことに固執する」という時の後ろの「固執する」かどうかも、その場になってみないと彼自身にもわからないのだから。
彼自身は、それは気分で決まる。つまり気分次第だという。
冒頭で私はスティーブン・セガールと名付けたが、実は彼は「思想界の雲のジュウザ」だったのである。さらにその気分を決定するのは彼にとってはいつの日も身体。それ故に内田樹の身体は頭がいいのである。

お後がよろしいようで。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TAKERU トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「武道的身体論」が面白い。著者の合気道の師の知見をも交え話を展開します。
武道では予備動作が忌避されます。この「起こり」を避ける身体モデルとして「操り人形」が提示されていますが、
身体から誘導される動きではなく、「人形」の糸によって外部から誘導される動きに着目したのは慧眼。
対応が思索によって遅れるのが「居着き」で、これもまた忌避されるものですが、心身連関の分離に直目したのも
驚かされます。心身一如を認知するのではなく、武道の課題は、どのようにこの心身の連関を断ち切るのか、
という観点は興味深いです。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
タイトルからすると、身体に関する Know-How 書のような感覚になりますが、内容はもっと広範囲に渡っています。どちらかというと哲学書のような感覚に陥ります。基本は「武道」ですが、あまりにも軽快な文節と、ところどころに散りばめられた筆者特有の世界観は、これまでの「身体」に関する概念を根底からの見直しをせまります。ちょっと難解な部分もありますが、あれよあれよと引き込まれていく文節は、内田節炸裂といった感じです。アスリートや武道家、学校の先生やビジネスマン、前任にお勧めの内容です。
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