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資料を見たらなんと、1934年から1976年までに252本の映画に出演されている人なんだ。1年に平均6本の映画に出ている、すごい。明治41年生まれの女性なのに、大学在学中に左翼演劇で治安維持法に触れ投獄されてもいる。きっと、当時、田舎では考えられない自由人だよね。
そんな沢村さんが22歳の頃まで住んでいた浅草での暮らしぶり‥‥いろんな近所のおじさん・おばさんに語らせて、“どんなのが粋で、何が野暮なのか”を伝えようとしている。云っちゃいけないこと、やってはならないこと、粋なはなしなど。70話にものぼる逸話の一つ一つに作者の思いがこめられている。
この“暮らしの手帖版”は装丁があっさりとしていてカバーも本体も中身のカットも統一が取れていて好きだ。新潮文庫版では、山田太一さんが絶賛しているらしい。「沢村貞子・波乱の生涯」「貝のうた」「老いの語らい」もよさそうなので読むつもりです。
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