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私の家では何も起こらない (幽BOOKS)
 
 

私の家では何も起こらない (幽BOOKS) [単行本]

恩田 陸
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,365 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする・・・・・・
ようこそ、丘の上の幽霊屋敷へ。恩田陸が描く、美しく不穏なゴーストストーリー。
小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。この家は、時がゆっくり流れている。幽霊屋敷と噂されるその家にすむ女流作家は居心地のよいこの家を愛している。
血の海となった台所、床下の収納庫のマリネにされた子どもたち・・・・・・いったいこの家にはどんな記憶が潜んでいるのだろう。幽霊屋敷に魅了された人々の美しくて優雅なゴーストストーリー。恩田陸が描く幽霊屋敷の物語。ラストには驚愕の書き下ろし短編が!

登録情報

  • 単行本: 199ページ
  • 出版社: メディアファクトリー (2010/1/6)
  • ISBN-10: 4840131651
  • ISBN-13: 978-4840131650
  • 発売日: 2010/1/6
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 20,682位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本を手に取った時、可愛らしいお話なのかなと漠然と思ったのですが、
これがまさかのホラーで、意表を突かれました。
わかりやすく読みやすい作品です。

一軒の家にまつわる10のお話で、それぞれ主人公の違う連作です。
凄惨な事件が軽い口調で語られるので、
コミカルな感じもしてサラッと読めると思います。

難点はやはり10番目のお話ですか。
これは本書を発行するにあたり加筆修正されたものとのことですが、
蛇足だったような気がします。
9つのお話だけでまとまっていて余韻もあって、
久々に気持ちよく読み終えたような気がしていたのに、
最後の章で焦点がぼけたというか、
急に哲学的で難しい本になってしまいました。
そこが残念でした。
このレビューは参考になりましたか?
33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By HKR
形式:単行本
恩田陸さんの小説はジャンルが多岐にわたっているので正直当たり外れがあるのですが、
個人的にひさびさの大当たりでした。
装丁も申し分なく綺麗だし、何よりタイトルが良い。
「私の家では何も起こらない」
…え?何も起こらないの?と思って帯を見てみれば、
「この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする…」
うわあぁ!めちゃめちゃ起こりそうだよ!!
暖房のガンガンきいた本屋で、ぞくっと背すじに寒気が走りました。
見事なホラーです。
淡々とした語り口が逆に恐怖を煽ります。
謎が謎を呼ぶ連作短編形式で、一気に読んでしまいました。
書き下ろされた最後の附記にも恩田さんらしさが滲み出ていて、
終わらない物語の中に放り込まれたような、不思議な余韻に包まれました。

この本は、夜読んではならない。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
こわいです 2010/5/3
By りつ
形式:単行本
楽しみにしていたこの本。
他の方も書かれていますが、まずタイトルからして!
「私の家では何も起こらない」。
起こるに決まってんだろう、とほくそ笑みながら読みましたが、
やはり良い。

丘に建つ、ある幽霊屋敷にまつわるお話で、
幽霊屋敷という言葉に少なからずときめく人ならハズレはないです。
説明が自然になされていて、どんどん読める。

静かな怖さ満載で、また適度に(?)猟奇的なのですが、
この方の場合 書き方がとても上手い。
ただもうやたらに残酷な描写を続けるのでなく、
整った文章でとんでもないことがさらりと描かれているので、
読み流してから「え?」と目を見開くことしばしば。
恐怖の美化が適度で、気取りすぎず心地好い。
一気に読んでしまいました。

恩田氏のホラー作品を何冊か読み、
とにかく「引っ張りの名手」であると痛感。

核心をなかなか明かさない小説はごまんとありますが、
恩田氏の作品は「出し惜しみ感」が皆無に感じられます。
いいから早く明かしてよ、という気分にならない。
フィナーレのために冗長な文章を追わなきゃならないのではなく、
今読んでいる箇所が面白いのに、猛烈に先が気になる。

故に、この方の作品はいつも切り上げ所が難しいのです。
あと1ページだけ、この章が終わるまで…と読んでいると、
気になる部分が次から次へと現れて、どうしても先が知りたくなる。
結局夜明けまで、なんてことも何度か。

ただ、引っ張ってるだけあって結末には納得いかない時もある。
途中までこれだけ夢中にさせてくれれば文句ないですが。

文章が上手いので、
頭の中にイメージが浮かぶまで先に進めない私は非常に助かっています。

世にこれだけ恐怖モノが溢れている中で、全く陳腐にならないのは流石の一言。

装丁も含め、ツボに入りすぎの一作でした。
怖いモノ好きな方は是非。
長文失礼致しました。
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