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私はとっても面白かったのだけれども、友達にはとっても不評だった本。
口酸っぱく言われてきた、暗に押し付けられてきたものに、
何の違和感も感じずに馴染める人もいれば、
そうではない人もいる。ということを、一般的な雰囲気として
良しとしない風潮がある事実を、自分も再確認すると共に、
「今まで思ってきたことは自然なことだったのだ」と、楽になった。
とかく「理詰めで考えて、もっと単純に考えなさい」などと
言われていた部分は、著者と同じで、本当にそうなんだよね!と
肩の荷が下りた気持ちだった。
素直な語り口が読みやすく、この著者の本を更に読もうと思う。
そのへんに安易に転がっている自己啓発モノが、
読者の弱った部分に読者がかけてほしい言葉を書き並べる、
ある意味読者に媚びる本だとしたら、
この著者は、自分の言葉で自分の疑問を真っ向から逃げずに向き合う、
ある種の「甘え」をぶった切る本であると思う。潔い。
これがこの本に書かれた10の嫌いな言葉ですが、私も「よくぞ言っ
てくれた」という気分になります。
実際一読して損はない本だと思います。自分は周りから浮いているの
ではと思っている人には特にお勧めです。最後の章の中から気に入った
一部を抜粋しておきましょう。
「社会的成功者とは傲慢かつ単純な人種が多いので、自分の成功を普遍
化したがる。こんな自分でも成功した、だからみんなも諦めずにやって
みたら、という『謙虚』な姿勢の裏には、臭いほどの自負心が渦巻いて
いる。しかも、底辺から自力でのし上がって来た人ほどこの臭気は強
い。」
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