2012年1月 追記:
浅田真央エッセイ本の発売中止事態といい、水嶋ヒロのヤラセ大賞販売といい、
ポプラ社の地に落ちた企業倫理にはあきれかえるとしか言い様がない。
★5つの評価、並びに下記のレビュー文章は本書発売当時のものであって、今の私はこんな好意的なレビューは絶対しない。
一言お断りしておく次第である。
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まず、ポプラ文庫クラシックの乱歩『少年探偵団』シリーズもそうだったように、今回も語句を改変していないのがいい(というか、これが当たり前なのだが)。出版界で正しいテキストの本に仕上がるかどうかはやはり良い監修者を起用するかどうかなのだろうか。
未刊作品を収録しているだけでなく、戸川安宣氏による巻末の解説が素晴らしくて作品リストまで収録。
カバーイラストがファンシーなのが私好みじゃないけれど、仁木兄妹ものだから一般的にはカラフルで見映えがいい。
本書は一応子供向けなのだろうが、大人の読者のほうがきっと喜んでいるに違いない。こういう良質な仕事がなされた本は後々必ず評価されるものだし、コアなミステリ好き以外の購買層にもきっと売れる。
「次に弊社で希望する本は?」とあり、人気はあるのに長年読む事が困難なジュブナイル(横溝正史・海野十三)をここで強くリクエストする。まずは本書同様のクオリテイーで、要望の多い「完全版横溝正史少年物全集」。山村正夫のリライトものは全く不要、語句改変・漢字の開きも全く不要、まえがきなどノーカットの純然たるオリジナル・テキストで、カバー・装画には必ずいまい鞠氏を。
ポプラ社のよくわかっている担当者殿、2010年にはきっと実現させて欲しい!