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私の中の自由な美術―鑑賞教育で育む力
 
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私の中の自由な美術―鑑賞教育で育む力 [単行本]

上野 行一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「対話による美術鑑賞」の重要性に、教育の立場からいちはやく注目し、学校教育への応用と普及に長年取り組んできた著者が、日本人の「陶酔型」、「知識偏重型」といった美術鑑賞の姿勢や、インターネット社会がもたらす視覚情報の氾濫に警鐘を鳴らし、子どもたちの豊かな想像力を通して、美術本来の自由な世界を紹介します。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上野 行一
帝京科学大学こども学部教授。1952年大阪府生まれ。大阪教育大学大学院修了。広告デザイナー、公立学校教諭、高知大学教育学部教授を経て、2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 175ページ
  • 出版社: 光村図書出版 (2011/02)
  • ISBN-10: 4895286010
  • ISBN-13: 978-4895286015
  • 発売日: 2011/02
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By noyasu
 元ニューヨーク近代美術館のエデュケーターで美術史家、美術教育家であるアメリア・アレナスとともに、日本に対話型の美術鑑賞を普及させた上野行一先生の本。ハードカバーの立派な装丁で、書かれた文章とカラー図版を対照しながら見ていくのが楽しい。平易な記述だが、これまで学会誌でしか知ることのできなかったテクスト論や認知科学の知見、ハウゼンの理論など対話型鑑賞の背景を知ることのできる専門的な内容もある。また、鑑賞の実践場面での、美術館での子どもの反応や大学の授業での大学生の様子などが興味深い。
 美術鑑賞が、専門家の知識をありがたく伺う受け身のものではなく、鑑賞者が主体となって自由に見て楽しみ、それぞれの意味を構成していくものだという、作品観や鑑賞者観の転換は大きい。
 新しい学習指導要領の図工や美術の「鑑賞」領域は、小学校1、2学年「感じたことを話したり,友人の話を聞いたりするなどして,形や色,表し方の面白さ,材料の感じなどに気付くこと。」、中学校1学年「造形的なよさや美しさ,作者の心情や意図と表現の工夫,美と機能性の調和,生活における美術の働きなどを感じ取り,作品などに対する思いや考えを説明し合うなどして,対象の見方や感じ方を広げること。」等、上野先生達の研究と実践を元に対話型鑑賞が前提となって書かれているのだから、図工や美術の教員は必読である。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私は美術の専門家ではありませんが、この本を偶然、図書館で見つけたのは幸運でした。
というのは、美術は描くのも見るのも好きなのに、この頃、頭でっかちになってしまったのか、それとも小中学校の美術のペーパーテストの呪縛からのがれていないのか、最近、美術鑑賞が本当は嫌いで仕方のない自分を発見してしまったからです。

美術展に行ってもただ疲れるだけだったり、とてもよかった・・・以外なにも感じていない自分がいる。
テレビで日曜美術館や美の巨人を見て、なるほどそうか・・・と感心しながら楽しんでいるのに、頭ばかりでハートで感じていない自分がいる。
それはなぜか
やはり誰かの感じ方を通して、そう見せられているだけのカチコチの私の鑑賞の仕方にある、これでは面白くないはずだ。

この本を読むことで、時代背景やアトリビュートなど、アカデミックなことはこの際こっちに置いておいて、もっと自由に、子供のような目で、ポーンと感じたままで見ていいんですよ、と後押しされたみたいで、のど元の詰まりがスッキリ取れました。

大原美術館での子供の一言は「あーそうだな」と自分がそう感じたかのようにうれしかった。

本の中の沢山の美術作品を著者と共に自由な気持ちで鑑賞していくと、それがとても楽しい、こんなふうに思ってもいいんだなって。

後日、ゴッホ展では久々に頭の凝らない自由な解釈で絵を見ることができました。

鑑賞教育というサブタイトルですが、一般の鑑賞者にも楽しめる読みやすい本です。
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