オールカラーで見開き2ページで1つのお店を紹介し、美味しそうな料理の写真や店内の写真を数点掲載し、推薦者のおススメの料理や雰囲気が記してありました。住所、電話、営業時間、休み、部屋数、カードの使用の可否、喫煙の可否、個室のあるなし、昼と夜の予算等も記してあります。
類書が多い中で、個性を出さなくてはいけません。「私の三ツ星レストラン」は、ミシュランを意識したものでしょう。お店の選択もこちらのほうがバラエティに富んでいますし、
親しみを感じる推薦文でした。
本書で語られている「京都を知り尽くした人々」とはどういう人々かと言いますと、何必館・京都現代美術館キュレーターの梶川由紀さん、情報誌「Leaf」編集長の加藤純子さん、茶道家の木村宗慎さん、華道「未生流笹岡」次期家元の笹岡隆甫さん、料理研究家の杉本節子さん、「あまから手帖」編集部デスクの住吉慎太郎さん、フリーエディター&ライターの関谷江里さん、「唐長」11代目長女の千田愛子さん、マリンバ奏者の通崎睦美さん、ミディ・アプレミディ代表の津田陽子さん、ラ・キャリエール校長の仲田博雅さん、バーK6オーナーの西田稔さん、エッセイストの平松洋子さん、ほか30名の方でした。推薦者の好みや行きつけのお店が分かるようです。
エッセイストの麻生圭子さんのおすすめは智恵光院通五辻上ルの「蕎麦屋にこら」と、東大路七条角のハイアットリージェンシー2Fの「trattoria sette」でした。ここにも麻生さんの好みが表れています。お店選びは推薦者の好みを反映しますが、ジャンルやエリアを考慮して京都観光旅行の際のお供にされたらいかがでしょうか。巻末には五十音別と料理のジャンル別のお店のインデックス、地図が掲げられていました。