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一般に語られるような宗教ではなく、遠藤氏の病気の体験を通して語られる「人間としてのイエス」。神がかりの特別な存在ではなく、自分の悩みを聞いてくれる存在。それが独り苦しむ人間にとってどれだけ救いとなるか、経典や教条主義的な説教からは得られない宗教のすがたがここにあります。人が語るものをすべて信じるのではなく「私の」イエスでよいのだ、そう思うようになってから、宗教が身近となり、自分なりに深く理解するようになっと思います。
いわゆる「脱神話化」されており、かなりオリジナルなものなので、オーソドックスや入門としてはふさわしくないと思います。入門としては、三浦綾子さんや阿刀田高さんも書いており、これらは独自解釈というより、広く膾炙している聖書理解に近いといえましょう。遠藤はカトリック、三浦さんはプロテスタント、阿刀田さんはノン・クリスチャンであり、三者三様の視点を楽しむのも面白いと思います。
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