教育とは、自分の手が誰かの役に立つ、とか、何かの役に立つものを生み出すことができる、とか、何かを生み出すことは楽しい、とかいうことを教えるものであり、教育の結果というのは、いろんなものが組み合わさって世界はできている、とか、世界は部分に分けることができる、とか、その分け方は人によっていろいろでいい、とかを、実感として理解することだとも思う。
たとえば、どこかの土地のことを知りたいとき、地図が読めること、字が読めること、そこまでの交通機関がわかること、切符の買い方がわかること、交通費の計算ができること…とか、いろいろな知識を知恵として使うことができる、それが昨今言われる「総合的な力」ではないでしょうか。
それぞれを学ばせるのが学校で、つなげるのは自分、というのが、今の日本でメインになっている教育だけど、シュタイナー教育では、つなげた丸ごとから部分も掘り下げる、というやり方をしている。
総合学習に当たるものとは何か、理解する手助けになるかもしれないです。シュタイナー教育についての好みはともかくとして、教育に不可欠なものは、学問と、教える対象に対する愛情なのだなあと実感させてくれる本です。