「悟リ」な店員さんが頑張るエロ本屋さんというコンセプトを引っさげて続いてきたこの作品も4巻目。
そろそろ飽きが見えてきそうなこのタイミングで、怒涛の秀逸な話の連続でした。
・エロ本屋ソムリエ(見た目女性会社員)の話
某グルメ漫画を彷彿とさせる心理描写的な台詞が始終見受けられる、ちょっと変わった展開。
冒頭の彼女が超上から目線で中沢書店を批評していく様子が、みゆの超越した仕事振りを見るたびにツッコミ、評価を改めていく様が笑えました。
ある意味彼女は読者と同じ目線であり、今一度この物語の凄さ奇抜さを見つめなおすという意味では、まだこの作品を手にとってない方でも楽しめる良く出来た内容でした。
・同人誌作りにのめり込んだダメなお父さんの話
仕事も辞めて乾坤一擲頑張るも、売れない「モノクロえんぴつ画18P500円の同人誌」の不良在庫を抱え、それを健気に売り歩く中3の娘「まほ」。
幼くしてダメな父親に悩まされるその様にみゆは他人事と思えない感銘を受けるのですが、奇しくもまほもみゆに劣らぬ(アダルトな)才に目覚めてしまうそんなお話。
「ふえええん」と涙しながらも、「ズババババッ」とその才能を遺憾なく発揮する様は必見。
・風俗で働きたい!と意気込む元気っ娘
「生々しい性的な設定を持ち込んで来たな!」と衝撃を受けたのもつかの間、そのままの流れでサービス回に突入。
肌色率際限ない状況に加え、由香のちょっとアウトな着替えシーンを交え「よもやこの作品で視覚的に性的なボルテージを上げさせられるとは」と、意表を突かれました。
などなど。
良くも悪くも漫画向けの絵柄で、個別のイラストとして見たときの画力は高いとはいえないのですが、動きのある生きた絵はそれはそれでいくらでも可愛く見えるなぁと、改めて思わされた巻でした。