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私という運命について
 
 

私という運命について [単行本]

白石 一文
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (57件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

人間の運命とはいかなるものなのか……。気鋭作家による傑作書下し長編。
大手メーカーに勤務する冬木亜紀(29歳)が、かつて恋人からのプロポーズを断った際に、相手の母親から貰った一通の手紙……。女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして運命とは……。傑作書き下ろし長編。

内容(「BOOK」データベースより)

恋愛、仕事、結婚、出産、家族、死…。大手企業に勤務するキャリア女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”を描き、「運命」の不可思議とその根源的意味を鮮やかに描いた書き下ろし900枚、待望の刊行。

登録情報

  • 単行本: 446ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/4/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4048736078
  • ISBN-13: 978-4048736077
  • 発売日: 2005/4/26
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (57件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 277,015位 (本のベストセラーを見る)
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 感情移入しがたい, 2010/8/10
By 
黒連星 - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
とても丁寧に練りこんだ作品であることは認めます。
けれど、ここまで長く主人公の半生を追う物語でありながら、ほとんど感情移入できませんでした。
理由は3つ

1、事実に物語を絡めるのが強引すぎ。
田中角栄の話が出たと思ったら、阪神震災、香港返還、今度は宇多田ヒカルで、中越地震と全てに登場人物を絡めるのは無理があります。
他に挿入されるエピソードも唐突すぎてまさしく取ってつけただけに読めてしまいます。、
政治と庶民の対比とか、災害と日常生活という風に的を絞ったほうが読みやすかった気がします。 

2、登場人物がみんなエリートで現実感がない
常務に好かれ重要ポストに置かれる主人公、新聞記者の弟、40歳で企画部長にまで登り詰めた夫(元妻も実家も金持の模様)、大学講師の父、英会話教室を開く母。
恋人は30歳で独立する売れっ子デザイナー、東大卒で東京電力に入社する少年、人気ラーメン店の店主は30歳で独立。
周辺の登場人物もみなそれぞれちゃんと学校に入ってちゃんとした職についてます。
明治時代の小説じゃないんだから、エリートと金持ちだけで「女の人生」を語ろうとしても、上滑りになるだけです。

3、次から次に病気がオンパレード。
急性膵炎、クモ膜下出血、心臓病、肺ガン、胃潰瘍、ストレス性白毛と続けば「この人たちは体調を崩さなければ、人生を見詰め直すことがないのか?」といぶかしくなります。

他にも夢をキーワードにするのか、手紙をキーワードにするのかもどっち付かずで、もどかしく感じる。
九州編ではとても丁寧に「食べること」を描いているのに、それ以外の章では食の描写がほとんどほったらかし、など全体を通じて「トーンが統一しない小説だなあ」というのが正直な感想です。

けなしてばかりいますが、悪い小説ではありません。
もっともリアルに女性の運命を感じさせたのが、彼氏との合成写真を見ていたら「こんな子ども欲しくもないし、かわいくもない」という感覚に襲われるくだり。
「選べない人生」という本作の一つの主題がこのエピソードに凝縮されているようにすら感じました。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「選べなかった運命なんてないのよ」, 2009/3/25
私の白石一文デビュー作。
もう何年前だろう?
ハードカバーの発売直後に読んだのだが、別れた恋人の母親からの手紙の一節、
「選べなかった運命なんてないのよ」
この一言だけが、どうしても消化出来ずに、喉につまっていた。
…皆さんのレビューを読むまで。
めっちゃ勘違いしてる…(恥)。
やっぱり「選べなかったんじゃなく、選ばなかったんでしょ。」という意味だったのね(笑)!
そうじゃないと、本の結末とのつじつまが合わないし…。
「あらかじめ決まっていたことに、あなた無理矢理逆らったわね!」っていう意味かと誤解していた(笑)。
否定的なレビューが多いが、私が青臭いのだろうか?
この一冊をきっかけに、著者のファンになったのだ。
確かに、男目線の女性像とか、皆さんの指摘はもっともだと思う。
だが私は、生きる意味を伝えるために書こうとする、その姿勢を何より素晴らしいと思う。
…読解力が追い付かないが(笑)。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 あくまで「男性からみた」女性の人生, 2010/4/9
レビュー対象商品: 私という運命について (単行本)
裏表紙の概要を読んですぐに購入しました。
自分が30代前半の女性で、現在まさに結婚出産に直面しているので
何か共感できたり示唆が得られることを期待しました。

しかし、数ページ読んですぐに感じたのは違和感でした。
作者が男性であることにつながるのでしょうか。主人公に共感できませんでした。
主人公の女性はエリートで、バリバリと仕事をしているキャリア女性なのですが、
その性格のストレートさ、自立さが現実の女性像とは異なるように感じました。
現実の女性は、もっと複雑で矛盾していて、他の女性(特に女友達)の生き方をみて嫉妬したり
するのではないか。この主人公が男前すぎるといいましょうか・・・。

男性からみた気の強いがんばりやの女性というのは、こういう人なのかな、
という点がわかったことは収穫かなと思いました。
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