ほかのレビュー通り、久々のどかな話が多かったのに、
あまり読後感はよくありませんでした。
書き下ろし部分が余計だったから?確かにそれはあるのですが。。。
なぜだろう?
と考えていて、たまたま、ほかの方の、高校中退したいという娘との関わりを漫画にした、という作品を読みました。
その中に、 中退の件で言い争っていて、作者が娘をなじるのに対して、娘が
「つまり世間体ね」と言い返すところがあるのですが、そこで 作者は、「図星」と思いながらも、
「いけない?世間体を気にしたら悪い?娘がせめて高卒であってほしいと思って悪い?」と言い返します。
それを読んで、
最近の春菊さんにだんだんついて行けなくなる理由が腑に落ちました。
春菊さんは、悪口の時もそうでないのを描くときも、
「自分が間違ってるかもしれないが」という視点が一切ないのです。
私繁シリーズでも初期はまだ、
私は自分の好きに(勝手に)している、私の中では自分は間違ってない、
という程度だったと思います。
でも今はすっかり上から目線、私=世間の賢い方の人、みたいな感じになっています。
そんなん知ってるよ、とこっちが思うようなことを描くときわざわざ
「何も知らなかった」風の人を登場させて「え〜〜っ」とか「すっきりした〜〜」
とか描いたり。
そういうところがだんだん読みづらくなってきたということだと思います
娘1さんがプリントを持って行くのを忘れたときの対処など、
「娘をプリントの運び屋扱いする」のは「支配」で何とかかんとか、、
とか最近のお得意の「支配」の話になっているのですが、いや、そもそも娘さんの提出物なのに、
「運び屋」扱いなんて誰もしないよ、と思いました。
お子さんのエピソードの中には普通におもしろく読ませるものも多いので、
そういう無理な描写が増えてくると残念だと思います。