4巻から始まった、元義理の両親への悪口の集中砲火が、本巻では無くなりました。
皆無というわけではありませんが、本シリーズには元々世間への不満への愚痴は書かれていましたし、その程度のことに落ち着いています。
また、他の作品で書いた愚痴はできるだけ重複して書かないように配慮したそうで、4巻〜7巻の流れにがっかりしていたファンの声に耳を傾けた内容になっています。
ただ1〜3巻のノリが戻ったかというと、それも違います。 初めての育児への新鮮な驚きを独自の視点で書いた面白さは、お子さんが成長された為もうありません。
成長したお子さんの育児の様子の描写には、春菊さん流の前衛的な面白さは残念ながらありません。
普通のお母さんの視点。
春菊さん流と言える描写もありますが、それも育児がらみものでは少ないです。
出産・子育てを繁殖と表現した、あの感性は今回は作品にあまり反映されていません。
独自の視点と感性からの描写は減ってしまい残念ですが、普通の育児漫画として十分に楽しむことができました。