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私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)
 
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私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス) [新書]

北山 猛邦
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

ミステリ界の若手のエースが魅せる青春短編

内容(「BOOK」データベースより)

恋のおまじないに囚われた女子高生の物語『恋煩い』、絶海の孤島にある子供たちの楽園の物語『妖精の学校』、孤独な詐欺師と女性をつなぐケータイの物語『嘘つき紳士』、怪物に石にされた幼なじみを愛し続ける少年の物語『終の童話』、七夕の夜空から星座を一つ消した男の子女の子の物語『私たちが星座を盗んだ理由』。これぞミステリの醍醐味全てはラストで覆る。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/3/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061827480
  • ISBN-13: 978-4061827486
  • 発売日: 2011/3/8
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By ポロロッカ トップ500レビュアー
07年と09年の『メフィスト』に掲載の3編に,書き下ろし2編が加えられた短編集です.

ミステリと謳われていますが,事件が探偵が…といった推理小説の類ではありません.
トリックらしきものもあるにはありますが,それも物語へのアクセント程度に感じられ,
『全てはラストで覆る』という文句も,『強烈な余韻』と言った方が近いかもしれません.

特に学生の恋物語からおとぎ話調になる冒頭の二編は,語り口調までもガラッと変わり,
そのギャップに驚かされるとともに,この作家さんのうまさのようなものが十分に味わえ,
さらに短編集としての構成のおもしろさにも惹かれ,グッと作品へと引き込まれていきます.

全体的にいわゆる人の醜い部分が描かれた編が多いのですが,決してそれだけで終わらず,
結末に至るまでの流れから,何とも言えない切なさや悲しさが丁寧に織り交ぜられています.

『物理の北山』という異名をよく聞くだけに,初めての自分には少し予想外の内容でしたが,
帯にあるように『優しく,美しく,残酷な』物語が揃ったなかなかの良作ではないでしょうか.
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
”全てはラストで覆る”がキャッチコピーの短編集。

どの短編も一筋縄ではいきません。
読みながら感じる「ラストはこういうオチかな?」といった予想をことごとく裏切ってくれるのが実に痛快です。

 「恋煩い」…ほのぼのとした青春ミステリですが、ラストにびっくり&爆笑
 「妖精の学校」…どこか違和感を覚えつつも読み進め、ラストでまず困惑。意味が分かればスッキリ
 「嘘つき紳士」…現代社会が舞台の、割とストレートなお話。
 「終の童話」…優しいだけではない、棘のあるファンタジーの世界。お、そういう趣向のラストで来たか
 「私たちが星座を盗んだ理由」…物理の北山 健在。ラストは心にじんわり響く

五つの短編のいずれもに、読者を楽しませよう・驚かせようという趣向が込められており、
作者のミステリへのこだわりが窺えます。

全体として、優しく、それでいてキレのある残酷な作品としてまとまっています
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ページのこちら側にも物語

あらすじ

恋のおまじないに囚われた女子高生の物語『恋煩い』
絶海の孤島にある子供たちの楽園の物語『妖精の学校』
孤独な詐欺師と女性をつなぐケータイの物語『嘘つき紳士』
怪物に石にされた幼なじみを愛し続ける少年の物語『終の童話』
七夕の夜空から星座を一つ消した男の子女の子の物語
『私たちが星座を盗んだ理由』
の五編を収録したミステリ短編集。

感想

『恋煩い』
煩い、もちろんわずらいと読むのですが
これを煩い(うるさい)と読むと
どこまでもつきまとって邪魔でわずらわしいの意味があるそうな。
被害者だけでなく、探偵にとっても相当にダメージのくる真相が
さらりと描かれています。特にラスト一文の衝撃が・・・

『妖精の学校』
最後の一文を頼りに、ページを閉じた後に
読み手が世界を浮かび上がらせていく、そんな趣向の作品。
再読させることを前提にした細かい描写が上手いです。

『嘘つき紳士』
読者の感情移入を見越してのラストがとても乾いてる。
いつの間にかこの街に・・・

『終の童話』
提示された一文からの世界が反転がお見事。
短編集の中で一番切れてる作品。

『私たちが星座を盗んだ理由』
表題作になるだけあって美しい謎の提示がなされる作品。
なぜ『私たち』が星座を盗んだのか、
その理由の対比がいかんともしがたく哀しい。

作者の手癖の終末的世界観はなりを潜めているように見えますが
どの作品にも「先には続かない」結末が提示され
これも終末的世界観の変奏だなと思いました。

読んでからの一言
ありがとうグーグル先生
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