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私が語りはじめた彼は (新潮文庫)
 
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私が語りはじめた彼は (新潮文庫) [文庫]

三浦 しをん
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

2005年本屋大賞ノミネート作品

『「本屋大賞」事務局(http://www.hontai.jp)』からノミネート作品のPOPが届きました!
POP王の作品を拡大する POP姫の作品を拡大する

(Copyright© Web本の雑誌 POP王 POP姫)


--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

私は、彼の何を知っているというのか?彼は私に何を求めていたのだろう?大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘―それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか…。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。

登録情報

  • 文庫: 297ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/07)
  • ISBN-10: 4101167559
  • ISBN-13: 978-4101167558
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 9,915位 (本のベストセラーを見る)
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19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
直木賞作家 2006/10/31
形式:単行本
この男 つまり私が語りはじめた彼は 若年にして父を殺した その秋 母は美しく発狂した

上記の詩からインスピレーションを受けた著者が綴る連作短編小説。

村川教授によって微妙に人生を狂わされた人々。

妻、愛人の夫、教え子、息子……

彼らが自分の人生を、そして村上教授の人物をそっと語っていく。

まず文体。かなり繊細な雰囲気をかもし出しているのに芯はかなり強い。静かで強い表現力にびっくり。ここまで実力者だったとは…!!

三浦しをん恐るべし。

登場人物たちは皆どこか歪んでいる。

でも最後にはみんな自分なりの選択をし、先へ進んでいく。村川教授の影を振り切るように。影なんか最初からなかったかのように。

あるいは影を全部受け入れるかのように。

読んでいて、なんともいえない妙な連帯感を感じた。ああ、そうそう嫉妬ってそういう風にするんだよねとか、その歪みが魅力に感じたりするんだよね、とか。

明暗を併せ持った雰囲気のある小説でした。

長く続いた雲間から曙光が差す寸前のような。

純文学が好きな人は絶対はまります!!

建物が爆発したり猟奇殺人が起こったりはしないけど、心がゆっくり動くのが感じられる本でした。
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 美しい文章、うまい文章、というのはこういうもののことを言うのだと、実感した。

 文章自体美しく、そして、内容も痛みを伴った美しさ。

 村川という男女関係に奔放な大学教授を核とした6つの短編集。

 村川自体は直接登場することなく、彼の存在によって人生に影響を受けた人々の人生が描かれている。

 その6つに共通するのが身体のどこかにあけられた穴。
 美しくも痛ましい穴が、彼らの中に開いて、そしてそれを自覚しつつ彼らは生きていこうとする。

 あるものは虚しく、あるものは強い意志の元に。

 ラストにはとくにラストらしい終わり方。

 最後はうまくきれいに終わらせてくれるあたりもとても良い。
 それが、とってつけたような簡単なわざとらしい感じになっていないのも、この人は本当にうまい作家なんだなぁと思わせる。

  すごい。作家って、そう簡単になれるもんじゃない、と、自分との才能の差を実感させられる。作品。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「私は、彼の何を知っているというのか?彼は私に何を求めていたのだろう?大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘−それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか…。」という文庫裏の文章を読んで、川上弘美の『ニシノユキヒコの恋と冒険』をもっとドロドロしたようなものかなと思いながら読んでみたのだけど、ちょっと違った。というのも、この大学教授・村川を語る視点が、彼と直接関わった人の配偶者とか恋人とかいうように、ちょっとひねった設定になっているから。それがおもしろいといえばおもしろいけど、結局この大学教授がどういう人物だったのかと想像しながら読むと欲求不満に終わるだろう。ただ、この教授の行動が周辺の人々に確かに影響を与えたということはよくわかるし、そういう周辺の人々の人生を描いた一編一編はとてもおもしろい。しばし人間の孤独をかみしめつつ、胸を痛めたり、時にゾクっとなりながら、他人の背後には色んな人生が隠れているのだなぁと思わされる。
それにしても、こんな年齢(昭和51年生まれ)で、こんな小説を書けるなんて、すごい作家さんだなぁと素直に脱帽。すごいです。
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心をえぐる!すごい作家です。
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投稿日: 10か月前 投稿者: 栞ちゃん
村川教授、そんなにいい男??
短編連作。
“村川教授”を取り巻く様々な人たちを描きながら、
当の“村川教授”は出てこない。

弟子と妻、... 続きを読む
投稿日: 2010/5/25 投稿者: teeakira
三浦しをんには珍しいダークな感じ
この作家は基本的にさわやかな青春ものを書かせたらすごいと思っているが、これは男と女のドロドロした関係が軸になっている。「彼」を取り巻く色々な人間模様が、章ごとにそ... 続きを読む
投稿日: 2010/5/11 投稿者: taiper
徐々に引き込まれて
最初はなんだかよくわからなかったのですが
徐々に世界に引き込まれていきます。

登場人物は
謎でありながら... 続きを読む
投稿日: 2010/4/15 投稿者: dance3
「予言」が最高
正しくは、所収されている短編の「予言」が☆5つ。総合で☆4つです。
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投稿日: 2010/3/4 投稿者: キャロット
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投稿日: 2008/8/21 投稿者: ジーナフウガ
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 恋愛小説、というのとも少し違う。
 現代小説、純文学というのとも少し違う。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/15 投稿者: 樽井
好き嫌いが別れる本
なぜかもてる、大学教授の村川融←ぶさいくな中年(笑

彼をとりまく、妻・略奪女・子供・教え子・教え子の彼氏・・・... 続きを読む
投稿日: 2008/3/14 投稿者: しーちゃんミ,,゚Д゚彡y━~~ 
好き嫌いが別れる本
なぜかもてる、大学教授の村川融←ぶさいくな中年(笑

彼をとりまく、妻・略奪女・子供・教え子・教え子の彼氏・・・... 続きを読む
投稿日: 2008/3/14 投稿者: しーちゃんミ,,゚Д゚彡y━~~ 
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