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私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)
 
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私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)

原 りょう (著)
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内容(「BOOK」データベースより)

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵沢崎の事務所に電話をしてきた依頼人は、面会場所に目白の自宅を指定していた。沢崎はブルーバードを走らせ、依頼人の邸宅へ向かう。だが、そこで彼は、自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る…緻密なストーリー展開と強烈なサスペンスで独自のハードボイルド世界を確立し、日本の読書界を瞠目させた直木賞・ファルコン賞受賞作。

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5つ星のうち 5.0 絶妙なバランス感覚で書かれたハードボイルド小説, 2004/2/14
このレビューの引用元: 私が殺した少女 (単行本)
探偵・沢崎シリーズの二作目です。
沢崎が作家の娘でバイオリン奏者として将来を嘱望された真壁清香の誘拐事件に巻き込まれます。

実にハードボイルドらしいハードボイルドだと思います。探偵の設定、ワイズクラック、彼と「瞬間的な相互理解」ができる男の存在(沢木耕太郎曰くハードボイルド小説の構成条件の一つ)・・・・・etc。
ストーリーも巧みです。

沢崎は基本的に優秀なので、淡々と調査を進めていきます。その手際が鮮やかなので、読者は読んでいくうちに彼を信頼していくような作りになっています。
調査の進め方も大抵外堀から埋めていくような形で行われ、途中で警察の捜査とバッティングして、ここで調査と捜査のすり合わせが行われます。

様々な要素が絶妙なバランス感覚で配置されているのに驚かされます。
バチグンの出来だと思います。
原寮の小説は沢崎シリーズ以外出されていません。
95年に5年ぶりに出された、長編第三作『さらば長き眠り』以来止まっているのですが、今年出版されるという話があります。
前もあったのですが、今回は本当であることを期待します。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 拾った宝くじが当たったような不運, 2006/2/7
直木賞受賞作。
タイトルからして鮮烈である。
残念なことに、登場人物はあまり魅力的ではなく、
前作「そして夜は甦る」のカギとなる諏訪雅之のような、
原りょう作品の色と匂いを全身に纏った男は登場しない。

だがそんなマイナスポイントをカバーしてなお、
釣りがくるほどに展開が良い。謎の設定が良い。幕切れが良い。
何より沢崎が良い。

誘拐事件の概念を覆すというより裏返す設定が破綻なく活かされており、
振り回され苦悩する沢崎の姿が声を殺した悲鳴のように描かれている。
渡辺との白日夢のような再会も映画のラストシーンにも似たエンディングへと
見事に繋がっていく。
そう、「そして夜は甦る」の場合もそうだったが、
作家の力量が最も問われる最後の数ページがこの作家は本当に巧い。
名作と呼ばれる映画の幕切れのように、その余韻を思わず誰かと共有したくなる。

原りょうが寡作なのが残念でならない。
既発表作をすぐにも読み尽くしてしまいそうで、それが何よりも惜しい。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ハードボイルド+逆転劇が絶妙!, 2002/3/30
このレビューの引用元: 私が殺した少女 (単行本)
「102回直木賞」受賞作。
文章の書き方にクセのある方なので、状況説明が長い小説が苦手な方には少しツライ作品かもしれませんが、前作の「そして夜は甦る」を読んで、気に入った方は本作を絶対に読むべき。あなたを裏切らない作品であることを保証します!

作品自体はハードボイルドです。主人公沢崎が寡黙な男で、それをとりまくヤクザ、刑事も渋いです。色気のある女性の登場は皆無で、主人公との絡みもゼロ。ここまで硬派な小説も最近珍しいのではないでしょうか。
最後の最後には、筆者特有の「想像を越えた結末」が待っています。

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投稿日: 2005/10/2

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5つ星のうち 4.0 これぞハードボイルドの教科書
とにかく主人公の沢崎が格好良い。現実に、両切りの煙草をこよなく愛する
私立探偵が存在したら多分引くと思いますが、そこはフィクションの世界。
誰に媚び... 続きを読む
投稿日: 2004/7/21 投稿者: steelydan

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