よく確かめずに買ってしまったのが悪いのですが、大外れを引いてしまいました。
本作は各勢力が関ヶ原の主導権を握るために秀吉の辞世の句に隠された暗号を解きつつ、
その鍵を握る千利休を阿波剣山から連れてくるために忍びたちが戦うのが話の軸です。
まあ、この段階で無理があるのですが、いろいろとアレなところが…
・暗号解読自体がよく分からない。四重の暗号らしいのですが、説得力がまるで感じられない。
・水や火を呼び起こす古き良き忍者やはるか遠方から他人の心を覗き込む術者、記憶を完全に抹消する薬など
荒唐無稽なものに溢れていて、そんなものがあるならわざわざ暗号を解かなくてもどうにでもできそう。
・登場人物大杉で話が錯綜。伏線も大杉。
・台詞も時代調にするなら現代語の単語は混ぜないで欲しい。
・というか千利休を守る忍びとの戦いは必要なのか?
…などなど
煽りに「日本のダヴィンチ・コード」とあり、確かに「暗号解読」の強引さはダヴィンチ・コードに通じるところがありますが
(というかもっとひどい)、あちらは少なくとも作品としては楽しめるものです。しかし、本作はごちゃごちゃしていて楽しめなかったです。