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秀吉と海賊大名 - 海から見た戦国終焉 (中公新書)
 
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秀吉と海賊大名 - 海から見た戦国終焉 (中公新書) [新書]

藤田 達生
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

信長・秀吉・家康が天下統一をめざす時、鍵を握った瀬戸内海。そこで活躍した海賊衆と彼らを束ねた海賊大名から見た戦国終焉の物語。

内容(「BOOK」データベースより)

信長・秀吉・家康が天下統一をめざした時、鍵となった地域が瀬戸内である。とくに伊予(現在の愛媛県)は中国・四国・九州を結ぶ「かなめ所」(秀吉の朱印状より)であった。瀬戸内海で活躍した村上氏・来島氏ら海賊衆と彼らを束ねた河野氏・毛利氏ら「海賊大名」は、秀吉など東国勢力との衝突を余儀なくされる。信長が始め、秀吉・家康が引き継いだ「革命」は地方の人々をいかに翻弄したか。海から見た戦国終焉の物語。

登録情報

  • 新書: 212ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2012/1/24)
  • ISBN-10: 4121021460
  • ISBN-13: 978-4121021465
  • 発売日: 2012/1/24
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By lega-sy
戦国時代を舞台としたシミュレーションゲームでは、伊予の河野氏は弱小大名で家臣の忠誠度や戦闘力・経済力も低く、土佐の長宗我部、豊後の大友、安芸の毛利など、周辺の大名にすぐに攻め滅ぼされてしまう存在だ。さらに村上水軍が毛利の家臣にされているなどゲームとはいえ歴史的事実との相違が目に余る。おまけに解説本には「家臣の反乱や近隣の大名の侵入への対処に追われて強力な戦国大名へと脱皮できなかった」などと書かれてある。
本書は歴史の事実はゲームやその下敷きになっている「通説」と違うことを教えてくれる…というより、これまで公に語られてきた歴史が必ずしも正しくないことをはっきり指摘しているのが本書だ。
現実には、室町幕府でも四職に次ぐ重臣である河野家は瀬戸内の海賊の主君であり、陸上の版図では想像もできないほど広く瀬戸内海に勢力を誇っていた。家臣団である村上水軍は、厳島の合戦で毛利家に援軍として加わって陶軍を打ち破るのに重要な役割を果たし、大阪湾では一度は織田水軍を撃退して石山本願寺に兵糧を運び入れるのに成功している。また、事実として四国で長宗我部軍に最後まで抵抗したのも河野家だ。本書には、河野家は実際には長宗我部には降伏していなかったとする主張もおさめられており興味深い。そして、河野家の断絶後、豊臣秀吉の海賊停止令で瀬戸内海の海賊行為が沈静化したわけではない点にも興味がそそる。歴史ゲームや戦国モノの物語で展開されている世界のなんと平面的なことか。
日本中世史の研究がまだまだ進む余地があり、その成果が新書という形で私たちにも簡単に手に取れることを感じさせてくれたという点でも評価が高い一冊だ。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ishilinguist トップ500レビュアー
 戦国時代末期、西日本の要所をつなぐ瀬戸内海は「要」であり、そこを活動の拠点にする「海賊」はまぎれもなく歴史の主人公であった。本書は伊予海域を舞台に、彼らと天下統一を目指す秀吉政権の抗争、そして近世江戸幕府体制への再編を描くものである。従来の図式的見方を一つ一つ丁寧に解きほぐし、そのダイナミズムを明らかにしていく。
 海の視点から戦国時代のエネルギーあふれる複数大名の多極的な時代から、本能寺、朝鮮出兵、関ヶ原を経て強力な統一政権に収斂されていく様はいささか新奇に見える人も少なくあるまい。
 これまでは陸地の生産手段や権力にばかり重点の置かれた史観や研究方法が主流であったが、異なる視点から異なる主人公を立てることで、一味もふた味も違った近世史が展開される。
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9 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 成桂
あくまで、私個人の理解力、読解力を基にしたものです。

内容的には、毛利氏、河野氏、村上氏といった大名の歴史をそれなりに知っていないと、理解が難しいのではないかと思いました。

また、従来の通説といったものを知っていないと知っていないと、その説明があまりなく、いきなり新設の説明になっていたりしたのでわかりにくいと思います。

文章的には、何のために説明しているのかを書かずにいきなり説明があり、最後のほうで何のための説明なのか書いてある、といった書き方が多く、最初読んでいるときは???の状態で、最後の方まで読んだ後、もう一度読み返さなければならないといったことが多かったです。

本全体にも、そのように感じられ、この本全体で何が言いたいのかわからない状態で、細かい説明が続くといった感じでした。

新書として、素人が気軽に読むといった本ではないと感じました。
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