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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ようやく文庫化されましたね,
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レビュー対象商品: 禿鷹狩り〈上〉―禿鷹〈4〉 (文春文庫) (文庫)
左手の機能不全をものともせず、相変わらずの爬虫類的な非情さで「我が道」を行く禿富鷹秋の姿に惹かれるのは何故であろうか。
立ちはだかりそうな強力な壁を前にテンポ良く話が盛り上がってくる上巻を、まずは一気に読了した。水間英人や野田憲次など渋六興業関係者との微苦笑を誘う相変わらずの掛け合いも快調。正に至福の読書で、下巻を読むのが楽しみ。
5つ星のうち 4.0
ここまで付き合った読者はみな禿鷹フアンかな,
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レビュー対象商品: 禿鷹狩り〈上〉―禿鷹〈4〉 (文春文庫) (文庫)
本シリーズも、当初はかなり酷評する人も多く、1、2はけっこう評価もばらつきがあった気がする。
で、この最終巻までたどり着いた方々は…結局なんのかんのと言って、悪徳禿鷹に魅せられたフアンばかりになった気がする。 そう。ワルの魅力と言うか、とにかくむちゃくちゃだし、背徳だし、非道だし、ええとこなし、に見える主人公から、なぜか離れられない… それは、すっかりお馴染になったやくざの渋六組の2人もそうだし、カタキだったはずがすっかり魅せられてしまった元やくざの情婦の真利子もそうだ。そして、ここまで来ちゃった我々フアンもそうだろう。 なのに、なぜ☆が4つかって? だって、これで終わりっていうのは、ないよ。そんなはずではなかった、という気持ちでね。 ま、思い続けるものをあっさり切っちゃうのも禿鷹らしいんだけどね。
5つ星のうち 5.0
久し振りの快作!,
By ゆうちゃん (広島市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 禿鷹狩り〈上〉―禿鷹〈4〉 (文春文庫) (文庫)
近年の逢坂さんの作品は、御茶ノ水警察署や重蔵始末のような軽くて楽しく
読めるシリーズはとても元気なのに、スペインものや公安もの、岡坂 神策もののような、シリアスで甘みのないタイプのシリーズが今ひとつ 元気が無いイメージがあり、以前からのファンである自分にとっては寂しい かぎりであった。 そんなイメージを払拭した作品がこれ。相変わらず何を考えているか分から ない悪徳刑事禿鷹こと禿富鷹秋に渋六の水間や野田がまたまた振り回され、 南米マフィアのマスダとの闘いになだれ込んでいく。ここまでは今までも そうだった、が、味方である警察の中にも、露骨に禿鷹を敵視しながら行動の 意図が見えない岩動や、掴みどころのない性格の嵯峨といった新キャラクターを 配置したのが大成功。これらのキャラクターが立っている。なかなか一筋縄で はいかない味方や敵がいると、それだけ孤軍奮闘する主人公禿鷹の闘い方に 読者は感情移入してしまうわけで、緊張感がぐっと増した。 この緊張感が途切れないまま、物語は驚きの展開を見せ、ある人物のモノロ ーグで終わる。これまでの逢坂さんのサスペンスのように、思わず読んだペー ジを読み直してしまった。登場人物を存分に動かし、主人公を活躍(暴れ) させ得たこの作品は、逢坂さん久し振りの快作であると断言したい。
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