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32 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
福祉のやり方は、国家と資本主義のあり方を決めてしまっている。,
By kurubushi "読書猿" (京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 福祉資本主義の三つの世界 (MINERVA福祉ライブラリー) (単行本)
大ざっぱに言って、福祉のやり方(というか、福祉国家のやり方)には3つある。一つ目は、できるだけ何もしないこと。それなしには確実に死んでしまう人を、所得や財産というふるいにかけて慎重に選び抜き、その人たちだけに、最低必要なものを(しばしば足りないこともあるが)提供するというやり方。 二つ目は、可能な限りすべての人のすべてのニーズをカバーすること。「あんたは○○だから、この制度の適用はうけられない」ということはやらない。みんなから同じだけの資金を集めて(同じプールにあつめて)、同じ条件なら同じだけ提供する。貧困も、病気も、介護も、育児も、ときには教育といったことについても、とにかくできるだけ広いニーズに対応する、そんなやり方。 三つ目は、システムを分けて対処するやり方。対象者ごとにお金のプールも配分ルールも分ける。サラリーマンの福祉システム、自営業者の福祉システム、農家の福祉システム、公務員の福祉システム、エトセトラ。ニーズごとにお金のプールも配分ルールも分ける。病気のためのプールとシステム、貧困のためのプールとシステム、失業のためのプールとシステム、エトセトラ。とにかく分けるそういうやり方。 詳しいことは省くが、第1の典型が英米で(イギリスはちょっと違うけど)、第2はスウェーデンなどの北欧諸国で、第3はドイツが典型といえば、少しはイメージしやすいかもしれない。 第1のやり方だと、福祉の対象になるのは「特別なひと」に限られる。だから福祉がスティグマとなる。福祉にかかることが忌まれ、嫌われる。何かよくないことのように思われる。
10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
The classic book to read on the welfare state,
By
31 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
重要でしょうね。,
By カスタマー
レビュー対象商品: 福祉資本主義の三つの世界 (MINERVA福祉ライブラリー) (単行本)
1990年の本ですが、21世紀に入った今になっても圧倒的な影響力を持ち続けている本です。先進国の福祉について勉強したいのであれば、この本を通らなければ詐欺に近いでしょう。 こうして日本語の翻訳も世に出たのですから、買って損はないのでは?
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