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福祉を変える経営~障害者の月給1万円からの脱出
 
 

福祉を変える経営~障害者の月給1万円からの脱出 [単行本]

小倉 昌男
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   ヤマト運輸の経営者として、かつて宅急便で物流業界に革命を起こした人物が、福祉の世界を変えようとしている。著者は、障害者が健常者と同じ立場で暮らせるというノーマライゼーションを実現するためには、障害者がきちんと働いて稼ぐことが基本だと考える。しかし、障害者の就労施設である民間の共同作業所で働く人々の月給は1万円にも満たず、障害者が自立することはほとんど不可能である。そしてこの現実を変えるには、共同作業所の経営改革を行う必要があると指摘する。

   本書の大部分は、ヤマト福祉財団が共同作業所の運営者を対象に行っている「経営セミナー」の講義内容に沿ったもので、「経済とは何か」「経営とは何か」と題し、市場経済の仕組みの中で、どのように利益を得ていくかという具体的な経営ノウハウが盛り込まれている。さらに、実際に障害者に対し月給10万円以上を支払い、フランチャイズを拡大しているスワンベーカリーなどの事例も紹介されている。

   本書を読み進めると、著者の福祉に対する考え方や取り組み姿勢には、宅急便に対するそれとの共通点が多いことに気づく。たとえば、働く人のやる気を引き出すことが健常者や障害者を問わず何よりも重要なことと考えているし、国や地方公共団体を頼りにしすぎることもない。もしヤマト運輸と同様にさまざまな企業が経営の知恵を出し合えば、社会全体のノーマライゼーションの実現に一歩近づくことができるのではないだろうか。福祉にとどまらず、企業のあり方についても考えさせられる1冊である。(戸田圭司)

出版社/著者からの内容紹介

お役所頼みで補助金頼りの福祉政策では障害者の幸せは実現できない! いまこそ「もうかる経営」を実践して、障害者が「自分で稼いで生きていける」仕組みを完成すべきだ! 宅急便の生みの親にして、数々の国の規制と戦った小倉昌男元ヤマト運輸会長が、みずからの私財を投入したヤマト福祉財団を率い、福祉の世界の革命に乗り出した。「福祉」の美名のもとに、いっこうに障害者の幸せにつながらない今の福祉政策を徹底的に論破し、自ら考案した焼きたてパン販売事業や製炭事業の伝道で障害者施設のビジネスに経営力をつけさせ、毎年多くのセミナーで福祉関係者に「経営」の真髄を伝授する。真の市場主義者にして民主主義者、小倉昌男のほんとうの「ノーマライゼーション」社会を実現させるための理論と実践の一冊!

登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2003/10/9)
  • ISBN-10: 4822243648
  • ISBN-13: 978-4822243647
  • 発売日: 2003/10/9
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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54 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
私も障害者を持つ親の一人として、読ませてもらいました。
小さな子供用の障害者施設は、割と多いのですが、二十歳を過ぎると
行き場所がなくなり、自宅に引きこもる方が多いようです。
「私達が死んだら、子供はどうなるのか」と思い悩む老夫婦も多いようです。
共同作業所を運営している人たちも、大変ご苦労されていますが、

「障害者にも、報酬を得られる生産的仕事を指導する」とか、
「一般消費者のニーズがある商品を作り出す」という観点はありません。
法律が細かくて、自由な発想ができない世界となっているのです。
ですから、この本を読み、「できないよ。夢物語だ」と言う人も多いはず。
しかし私は、この書で、既成概念を打ち破り、新たな福祉社会を作る

エネルギーを感じましたし、心から小倉さんを応援したいと思いました。
今でこそ当たり前の「ヤマト宅急便」も、最初は既成概念との戦いでした。
小倉さんの「愛と勇気」そして「信念」には、大変感動させられます。
「新たな時代の福祉のあり方を考え、様々な抵抗勢力を突破し、
必ず理想を実現させていきたい、福祉革命を起こしていきたい」と、

私までもが、熱く、思わせていただきました。

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By 辰己 トップ100レビュアー
形式:単行本
私の家の近くに、「ヤマト福祉財団」主導で最初につくられた
「スワンベーカリー」がある。従業員の半数は障害者のかたである。
小倉さんが一昨年なくなったとき、この国に本当の経営者はいなくなった
と思ったものだ。いま、利益優先、コストダウン優先の経営が推し進められ
その結果かどうか、数々の不祥事、偽装が明らかになっている。
小倉さんがご存命だったら、今の福祉行政にどう「噛みつく」だろうか。
規制と戦って「宅急便」をつくった気骨を、もっと長く見せて欲しかった。

ともあれこの本である。
障害者福祉の現状と将来を知る意味でも、
また「ビジネス」とは何かを知る意味でも、
ぜひ読んでほしい一冊である。そして、
お近くにスワンベーカリーがあれば立ち寄ってほしい。
きっと「何か」が見えてくるはずだ。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は、元ヤマト運輸会長の著者が、退職後ヤマト福祉財団理事長として、福祉分野に経営手法を持ち込もうとした経験元に、経営手法・概念の重要性を説いたものである。

ここでは、実体経済としての市場経済から切り離された「福祉的経済」を厳しく批判し、障害者でも市場経済の中で、然るべき報酬を手に入れる方法を示唆している。それが財団が中心に取り組んできた、ベーカリーショップ「スワン」である。

さらに重要な点が、経営手法の中の「売る」ということである。この「売る」という作業こそが、「買い手の立場に立つ」という客のニーズを把握した上での経営上の重要点であると述べる。

以上本書は、単に福祉分野の問題点を明らかにしただけではなく、さまざまな分野、特にその効率性が問題とされている行政など、での経営手法・概念の重要性を、実に平易に示唆する良書である。

また、本書の内容はもちろん、「宅急便」で大成功を収めた後も、福祉分野に果敢に挑戦するということにおいても、著者が如何に卓越した経営者であり、ひいては社会貢献者であるかが、明らかである。

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投稿日: 2010/1/30 投稿者: mabopan2
迷ってる時に読むと良い。羅針盤の書。
朴訥さすら感じられる筆で淡々と事実と感想と実行を綴っていく。
経営者らしいリアルさで事実を把握し、理想に一歩でも近づこうと実行する。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/18 投稿者: アーリーバード
真のノーマライゼーション
障害者の自立に必要なものは何か。
働いて、収入を得て、生活すること。
強く賛成する。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/20 投稿者: 糸音
地方にも広がって欲しいこと♪
福祉作業所の現実を見極め、一歩踏み込んで改革をしてくれた人がいる。

クロネコヤマトの創始者の小倉昌男氏である。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/25 投稿者: けいこ
どんぐりの家の続き
~どんぐりの家(山本おさむ著)を読んで心打たれた人も多いだろう。養護学校を卒業して働くための作業所月??作る、その作業所の名前が「どんぐりの家」だった。続きを読む
投稿日: 2003/11/13 投稿者: pooh bear
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