■収録作品は以下のとおりです(*全集未収録作品)。
*否定の精神
*第三の椅子
白く塗りたる墓
天邪鬼
漢字恐怖症を排す
漢字は必要である
*國語問題早解り
*考へるといふ事
言葉は教師である
*現代住居論
消費ブームを論ず
獨學で出る大學
附合ふといふ事
物を惜しむ心
■巻頭には、昭和32年撮影の写真があります。
■本巻所収の「否定の精神」については、平成22年1月31日「産経新聞」記事で取り上げられており、「否定の精神」は「“幻の本”になったから過大評価されている面がある」と福田逸氏はコメントしています。
■同じく平成22年2月7日記事では、「附合ふといふ事」「自然の教育」などに「普段の父が出ています」とコメントしています。
○考え方が固まってからの文章は、自信に満ち、確信があります。対して「否定の精神」には、自分に言い聞かせるような自戒の言葉があります。問題について迷いながらも、こう考える、と一歩踏み出してみせた決断の意気込みを感じられるのが、読みどころでしょう。