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まえがきにおいては著者・中川八洋氏御自身と親交があった部落解放同盟運動家・竹中労氏とタジキスタンで反政府ゲリラによって銃殺された秋野豊氏の二人をアナーキストの実例として挙げています。
本作品を否定的に評する方々は、中川八洋氏の主張のどこがどうおかしいのか具体的には全く指摘せず、ひたすら抽象的な批判と悪罵を繰り返していますが見苦しい限りです。
本作品の著者・中川八洋氏は次のように述べています。
「日本のアナーキズムは、アナーキストの幸徳秋水や大杉栄でも明らかなように、マルクス主義者との親和性が強い。」
「それらの間で激越な対立と闘争が展開された、ドイツ/ロシア/フランスとは対照的である。」
「幸徳秋水は1904年にマルクスらの『共産党宣言』を翻訳出版しているし、
1903年に出版した『社会主義神髄』を執筆するに当ってマルクスの『資本論』や、
エンゲルスの『社会主義―空想から科学へ』を参照している。」
引用はここまでです。
上の例に挙げた他にも中川八洋氏は、一般の日本人にはあまり馴染みのない「日本のアナーキストの特異性」について非常に分かりやすく具体的に説明してくださっています。
福田和也氏のようにポストモダン的あるいはアナーキスト的な思想傾向を持つ人達にとって著者・中川八洋氏は天敵のようです。
本作品を、より深く理解されようとするなら、中川八洋氏の「正統の哲学・異端の思想(徳間書店)」を御一読されますようおすすめ致します。
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