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福沢諭吉伝説
 
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福沢諭吉伝説 [単行本]

佐高 信
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

近代日本の幕開けに献身した巨人、福沢諭吉──。激動期日本の現実の中で福沢の思想がどのように影響し、生かされたのかを探るとともに、現代日本の実業界とジャーナリズムにも息づく巨大な「福沢山脈」を読み解く。

内容(「BOOK」データベースより)

慶応義塾大学を創立、『時事新報』を創始し、日本の国際化に献身した福沢諭吉―。近代日本を築いた“明治の俊傑”の実像を探ると共に、朝鮮独立に対する熱い友誼が明らかにする、脱亜論の“真実”を読み解く。

登録情報

  • 単行本: 310ページ
  • 出版社: 角川学芸出版 (2008/10/16)
  • ISBN-10: 4046213876
  • ISBN-13: 978-4046213877
  • 発売日: 2008/10/16
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By つくしん坊 トップ500レビュアー
形式:単行本
 福沢諭吉を巡る様々な人物を配置してエピソードを紹介している。極め付けは、福沢が創刊した日刊新聞『時事新報』に発表された「脱亜論」が福沢の執筆でなく、従って福沢はアジア侵略主義者ではない、とするものである。ところが、その根拠が、平山洋『福沢諭吉の真実』というのだから、お話にならない。平山洋『福沢諭吉の真実』は、安川寿之輔『福沢諭吉の戦争論と天皇論』(2006年)によって、インチキ本であることが完璧に論証されている。金均玉に関する記述も、史実からはかけ離れている。

 安川寿之輔『福沢諭吉のアジア認識』(2000年)、『福沢諭吉と丸山真男』(2003年)、『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』(2006年)によれば、福沢諭吉は、「典型的な市民的自由主義者」などではなく、すさまじいアジア蔑視・アジア侵略主義者であることが論証されている。丸山真男が「創造」した「福沢諭吉=典型的な市民的自由主義者」説はもはや過去のものである。史実を踏まえた福沢諭吉論でない本書は、新たな「福沢諭吉伝説」の捏造であるといわれても仕方がない。
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10 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
???? 2008/11/14
By 如是我聞 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
福沢の伝説について述べた書物です。なおその伝説の中には著者の作り出したもの
も含まれます。大部分が引用とフィクションで記されており、その点では類書はありません。
福沢についてのテーマは二つほどでこの点でも人文社会科学に足跡を残した福沢諭吉に
ついての本なのか難しいところです。
京城大院君の乱周辺について記されていますが、主張としてはかなりシンプルで
脱亜細亜論著者ではあったものの金玉均への援助によって悪人ではなくなったというものです。
これについては本書の著者の住井すゑ論と構造は同じであることを著者の読者は知ることが
できます。
例えば小泉信三氏の名著「福沢諭吉」では福沢が早い時期から「ソシアリスム」と「コミニスム」に言及していたことがわかりますが、著者が現在主張するように、
憲法論議において共産党の悪影響を訴え社民党の立場から主張するのをみれば、本書は明治三年の頃の水準に達しているのかどうか検討してみなければならないでしょう。
福沢の言った「民心の改革は政府独りの改革にあらず」といいつつ「我輩の目的は我邦のナショナリチを保護する赤心のみ」という言葉を真剣に考えてみるべきでしょう。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
 リベラルであろうとすることを心情とする佐高信による「福澤諭吉周辺の人物伝から福澤諭吉を描く試み」本である。
 夕刊紙の連載であり、論が細切れなところがやや難か。悪口を言い、毒を吐く際の佐高の切れ味が無い。しかしながら、慶應出身者ながら敢えて火中の栗に手を出す佐高の心意気を買いたい。平山洋の『福澤諭吉の真実』の傍証にはなり得る一冊と読んだ。
 やはり佐高は、経済人の観察者の経験を活かした清水一行の文庫本の解説執筆が良く似合う。
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