本編は約50ページ程度。値段が800円くらいならもっと良かった。
世界の核被災地を調査して回った高田氏の、福一原発事故に対応すべく、札幌から
南下し、各地域調査のエピソード・原発正門付近で防護服・マスクなしで調査に挑
む写真とともに、「ふむう・・・なるほど」と読める一冊。
ちょうど今の時期、ブームなんでしょうか?
食材を除染する下ごしらえ・調理方法を紹介する対策本が本屋でやたら目につく。
しかし本書によるなら、かなり線量が高い区域(福島市・郡山市・伊達市 他)では
劇的に高い線量に推移しなければ避難は不要、現在避難指定地域(浪江、飯館、大熊
他)でも帰宅時期は遠くない、という事になるのである。
当然、除染に使う堆肥で耕せば農産物は安全、天然キノコも検査を通せば問題なくな
ってしまうだろう。
何故、こうした議論が国民に伝わらないのか。
私個人は心情的には反原発であるが、反原発派知識人と「福島は安全派」学者との共
同検証が密に行われれば、もっとも伝えるべき正確な情報が得られるのではないか、
不安にかられる人々も減るのでは・・!?
また、どちらのグループも決して一枚岩ではなさそうで、そうした事も国民に伝わる
べき情報を濁す一因となっているような気がしてならない。
福島県民として、家族や友人に自主避難者がいる身として、識者の皆さま・・・
どうか、大きな議論、調査、検証を 切にお願いいたします。
ワガママなお願いですが(笑)
追記)
こちらに高田氏の詳しい調査・研究を読み解けます。
ちょっと敷居が高い専門性ですが、ドキュメンタリ感もあり、清々しい一冊。
世界の放射線被曝地調査 (ブルーバックス)2012.1.16 追記)
「二本松のマンションコンクリートから高線量」との報道。
ニュースで大騒ぎしてますが、線量・状況とも問題ない気がします。
というより、ここに至ってなお空間線量だけしか注目出来ないマスコミの情けなさが
露呈したニュースかと。
もっと中身のある報道して欲しいなぁ・・。