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福家警部補の挨拶 (創元クライム・クラブ)
 
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福家警部補の挨拶 (創元クライム・クラブ) [単行本(ソフトカバー)]

大倉 崇裕
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている?!おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、四編収録のシリーズ第一集。

内容(「MARC」データベースより)

現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている? おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、4編収録のシリーズ第1弾。福家警部補は今日も徹夜で捜査する!

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 272ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2006/6/27)
  • ISBN-10: 4488012140
  • ISBN-13: 978-4488012144
  • 発売日: 2006/6/27
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 514,496位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 次作が楽しみ, 2007/10/12
レビュー対象商品: 福家警部補の挨拶 (創元クライム・クラブ) (単行本(ソフトカバー))
知人の勧めで手に取りました。上品で荒唐無稽でなく、安心して読めました。次作が楽しみです。TVドラマ化に向いているように思います。脳内キャスティングでは福家警部補は永作博美さんです。
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 とりあえず『挨拶』から, 2008/12/22
髪はショートで、縁なし眼鏡がトレードマーク。
チビで童顔のため、現場ではいつも刑事として
見てもらえないが、実は30オーバーらしい……。

これが本書の探偵役・福家警部補(下の名は出てこない)です。

一見頼りない彼女ですが、連日の徹夜をものともしないタフさと、
鋭い観察力や洞察力で事件の真相を暴いており、コロンボ古畑
の衣鉢を継ぐ《倒叙ミステリ》の探偵役としての存在感を十二分に
発揮しています。

コロンボや古畑との最大の相違点は、言うまでもなく彼女が女性であるということ。

そのため、実はオヤジ受けがよかったり、同僚からも変わって
いるけどそこがまた……、などと思われているようです。

また、事件関係者に対する心くばりの細やかさも女性
ならではで、それは犯人に対する場合も変わりません。

このあたり、コロンボや古畑がどこか非情であったのとは
一線を画しており、彼女の得がたい個性となっています。
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 『コロンボ』のスピリッツを継いだ、古典的で上質なミステリー, 2006/10/5
レビュー対象商品: 福家警部補の挨拶 (創元クライム・クラブ) (単行本(ソフトカバー))
本書の最大の魅力は、表面的に『コロンボ』を真似するのではなく、その核にあった“ミステリーの古典への敬意とそれを継ごうとするスピリット”を、さらに継ごうとしている点にあります。以下、思いついた点をまとめてみました。

★キャラに頼らない

意外かもしれませんが、第1シーズンの『刑事コロンボ』では、コロンボ警部は、愛嬌はあるものの、「得体の知れない謎の刑事」で、その描写も多くはなく、ミステリー中心の作風でした。『福家』は、フォークの魅力で人気の出た後年のコロンボではなく、初期のストイックなところからはじめています。これが『古畑』と違うところであり、かなりのリスクを背負った英断だと思います。

★手がかりの密度

『コロンボ』といえば、解決部分の鮮やかさだけが取り上げられがちですが、本当のすごさは、途中に置かれた手がかりの量と質にあるように思います。『福家』は、1作50ページほどの中に、10以上、多いときは20近い伏線や手がかりを詰め込むことで、『コロンボ』を見ているときのあのわくわく感を再現しています。

★適度に高度なミステリ

『福家』の謎解きは、天地がひっくり返るようなものではなく、論理的に筋の通ったところに落ち着きます。伏線の張り方も実にフェアなので、ミステリーが好きな方でしたら4作中1〜2作は主人公より先に解決できるのではないでしょうか。だからといってつまらないことはなく、実は、これこそが本来の「本格」の姿だったようにも思います。マニア向けではない、誰にでも気軽に楽しめる「明快な面白さ」も、作者はちゃんと「コロンボ」から継承しています。

★「倒叙」の意味

上記の項目にもつながるのですが、作者は「倒叙」を、最も純粋でフェアな「本格ミステリーを盛り込む器」として120%活用しています。「倒叙」は、心理描写を膨らませれば読者をエモーショナルに引っ張れますが、それはあえて避けているようです。近年、これほど「ミステリー以外の要素がまったく入っていない」、純粋なパズラーはなかったのではないでしょうか。それ以上にすごいのは、通常の犯人当てミステリーでは、文中に楽に隠せる手がかりが、フォーマットの決まった「倒叙」の場合、犯行の描写を読む読者は、「これが手がかりになるのでは?」と鵜の目鷹の目で読むため、手がかりの配置が何倍も難しくなるという点です。それをとりあえず4作(10月の「ミステリーズ!」に新作が載るそうです)、成立させているのは驚きという他ありません。
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