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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
禅林句集の頂点,
By きよし (東京都江戸川区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 禅林句集 (ワイド版岩波文庫) (単行本)
岩波文庫版『禅林句集』のワイド版が7月に出たので手に入れた。足立大進編。約3400句を収めてある。語句とその読み下し文とで構成されている。版元からは現代語訳と訳註をも求められたが、禅の語句はそのまま受け取るのがいいと編者は賛同しなかったという。愚生は、それで好かったと思う。語句の意は身体で感じればいい。参禅修行者に限らず、一般人も読み下し文の限りで禅境を味わえばいい。読み下し文は総ルビだから、朗誦にいい。 将来的に、現代語訳と訳註を付けた三冊本を出すのも一興かとは思う。 それにしても、この『禅林句集』は、現代語訳と訳註を付けないことで類書の頂点に立ったと言える。快挙である。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
声に出して読みたい漢語―幼児教育にもおススメです☆,
レビュー対象商品: 禅林句集 (岩波文庫) (文庫)
本書は、円覚寺管長である編者が中心となり四書五経、碧岩録、臨済、文選―といった 禅宗で参照される典籍から重要な禅語を選び出し、字句の順に並べたもの。 収録される語は 阿、如是、喫茶去、白日晴天 ―といった短いものから、 海月澄んで影無く、遊魚独り自ずから迷う 今古永く超ゆ、円智の体、三山鎖断す、万重の関 といった長めのものまで約三千四百語。 語句の意味や現代語約が付されていないので 読み込むのには少々骨が折れるかもしれませんが わかりやすさを重視する趨勢に反し あえてそうした編者の意図を汲み取り ゆっくりと何年もかけて読みこなしたいところです。 知っている語はかろうじてある程度ですが、 意味のわからない語でも声に出して読んでみると 言葉のリズムや空気感がヒシヒシと伝わり、 思わず背筋が伸びます。 数百年の歳月に耐えた語句の奥深さを感じ取るとともに 日本語でも中国語でもない 漢語の妙味を十分に味わうことができる本書 年齢や宗派を問わず、多くの方に読んでいただきたい著作です☆☆
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現代の禅林句集,
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レビュー対象商品: 禅林句集 (岩波文庫) (文庫)
禅林句集とは、「無関門」「臨済録」等の禅門の本や、漢詩などの直接仏教とは関係のない本まで、色々な本から集めた禅語の語録集である。禅林句集という本は古くからいくつも編纂されており、国立国会図書館にも明治期等の禅林句集が納められている。 本来は、禅僧が禅語に習熟するための目録として作られたものである。 したがって、普通、禅林句集には、注釈や意味の説明は付けないのが古来よりの慣わしである。 この本も、その伝統に従って、原文と読み下し文が書かれているのみである。 そのため、この本は読み手を選ぶ。 何の前知識にも無しにこの本をパラ見した人はただの、語句の羅列にすぐ手放してしまうだろう。 しかし、ゆっくりと、一句ずつ見ていくと、必ず心に響く語句に当たる本でもある。 心に響く理由が、禅の理解と関係なくても別に良いのである。 一般の人がゆっくりと読んでいって、心に刻んでおきたい句がひとつでも見つかれば、この本を文庫化した意義は達せられたと言って良いだろう。 実際問題、どうしても各禅語の解釈が知りたければ、今、皆さんが見ているインターネットを使って検索すれば、いくらでも解釈が出てくる。 ただし、その解釈に縛られる必要はないことは理解していただきたいし、本書もそれを目的として解釈を述べていないのだと思う。 ただし、茶道の関連で禅語を理解するために、この本を手にすることは余りお勧めしない。 茶道の掛け軸等に使われる禅語は、総じて季節を思い起こすものを選ぶことが多い。 しかし、この禅林句集は基本的に、いつでも読者の心を引く言葉を用意しようという心遣いのためか季節限定の禅語は避けている傾向がある。 そこだけ注意してもらえれば、一冊持って時々ゆっくり読み返すと、思わぬ発見がある。 ワイド版も出ているので、近頃視力が・・・という人にはそちらがお勧めである。
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