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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
禅入門の決定版,
By カスタマー
レビュー対象商品: 禅への鍵 (単行本)
著者はヴェトナム人禅僧であり、フランスに本拠地を構え世界的に活躍している方だ。恥ずかしながら本書を読んで、ヴェトナムが、日本同様に禅宗の盛んな国だった、ということを初めて知った。著者は長年欧米で活動していて、本物の禅を西側の視点から現代的に語るすべを知り尽くしていると感じた。日本人の禅匠の手になる著書と違って、非常にスマートで、禅臭さがなく、読みやすい。しかも禅の公案の意義、坐禅とさとりの関係、唯識学説によるさとりの分析(ちょっと難しいです)などなど、現代人が禅を理解するために欠かせないことでありながら、日本人の禅匠が書かなかった多くの情報を含んでいる。 残念ながら、坐禅の実践の部分に関してはあまり詳しくない。坐禅は禅匠について学ぶものだから、実践はそちらにお任せということか。でもお師さんの前で本書の知識を開陳しようものなら一喝されるのがオチだろう。 もし一人で坐禅をするのであれば大森曹玄老師の『参禅入門』などを併読する必要があるだろう。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「仏に会ったら仏を殺せ」の『仏』を「仏という概念」と気づく(p.36)のが正念・正定・観行・禅定,
By vivekatrek (大阪府枚方市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 禅への鍵 (単行本)
本書を読み始めた途端、ベトナム禅と日本禅は異なるように感じられた。本書の冒頭で『律小』が紹介されるが、これは正念(サティ sati=mindfulness)を訓練する例題集のようである。ブッダの四念処瞑想を<1)カーヤ(身体と呼吸体)の瞑想で正念を確立し、2)ウェダナー(感情=心形成力)の瞑想で正定を確立し、3)チッタ(心)の瞑想で観行(禅定=ヴィパッサナー瞑想)を確立し、4)ダンマの瞑想で悟り(智慧)を確立する>と考えれば、『律小』から始まるベトナム禅はブッダの修行法に忠実であることが分かる。因みに、ベトナム禅は南インド出身の毘尼多流支(ヴィニタルチ)が574年に中国に渡り、中国禅第3祖の「ソウサン」に師事して嗣法し、580年に交州(ベトナム北部)の法雲寺で布教したことに始まる。毘尼多流支は中国禅とインド仏教の両方を伝えたと思われる。一方の日本禅は、平安末期(12世紀)の栄西や鎌倉時代(13世紀)の道元がもたらした中国禅のアレンジに始まるものである。この違いによるためか、ブッダの正念を重視する著者の公案の説明は、日本禅に比べてとても分かり易い。 最後に、『小説ブッダ : いにしえの道、白い雲』に描写されたブッダの丁寧な説法を傾聴すれば、本書で説明される「禅への鍵」に合点がいくはずである。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ベトナム禅仏教のテック・ナット・ハン,
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レビュー対象商品: 禅への鍵 (単行本)
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