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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
多くの人にぜひ読んでいただきたい,
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レビュー対象商品: 禅とオートバイ修理技術―価値の探究 (シリーズ精神とランドスケープ) (単行本)
この本は70年代に米国でベストセラーになったが、今の日本で読んでもとても感銘を受ける。それはこの本のテーマがある時代に即したものでなく、普遍的なものであるからだ。筆者の辿った人生はとても悲劇的で驚くが、同時に物事を純粋に深く深く探っていくその態度にも驚かされる。この人の第2作目が発表されたが、ぜひ日本でも読みたいものだ。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
禅とオートバイ修理技術―価値の探究,
By bbx (東京都渋谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 禅とオートバイ修理技術―価値の探究 (シリーズ精神とランドスケープ) (単行本)
「真理は存在するのか? もし存在するなら、いかにしてそれを知ることができるのか。」答えのない答えを求め、すべての記憶を 無くした男はオートバイに荷物を積んで旅に出る。アメリカの 2級国道を走りながら巡らせる思索..... 彼の精神世界の彷徨に目的地はあるのか? これはオートバイの本ではなく哲学の本。プラトン・カント・ヒューム・ アインシュタインから老荘思想まで、難解な哲学論が延々と続きます
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この自由のすばらしさ,
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レビュー対象商品: 禅とオートバイ修理技術―価値の探究 (シリーズ精神とランドスケープ) (単行本)
文学か、哲学か、宗教か、分類不能。人文科学の精神世界を縦横無尽に疾走させてくれる不朽の名作。大学教師時代、深い思索の袋小路で発狂し、電気療法により記憶を失った「私」は、心を閉ざす息子のクリスと、オートバイで旅に出る。旅の途中、古代ギリシャのソフィスト、「パイドロス」に過去の自分をなぞらえた「私」は、失われた記憶を呼びおこすうち、パイドロスにはたどり着けなかった新たな地平を発見していく。 パイドロスは西洋的合理性を重んじる孤高の哲人。だが今の「私」にはオートバイがある。その啓示により、物心、主客の一如を会得して、パイドロスに見えなかったものが見えるようになったのか。表題に反してそれほど出てこないが、禅と銘打たれている理由だろう。この本は、とらわれなくものを見る「観自在」への扉を開いてくれる。深く広い世界につながる本はみなそうだが、すべてわからなくてもよいと思う。また本来禅とは、「不立文字」といって、言葉であらわすものでなく、してもしかたないものだ。理解するものではなく、感じるもの、修行を重ねてわかっていくもの。だからオートバイに乗りこんでいる人なら、形而上学など理解しなくても、この本の世界がわかるだろう。逆に、精神世界を探求する人が読めば、オートバイの哲学的魅力が気になって、乗ってみたくなるのでは。 軽く読める陽性の本ではないが、ラストは明るく感動的。アメリカの本のよいところだ。邦訳版では序文で明らかになっている悲劇とコントラストを描くだけに、それがより際だつだろう。 原書の英文はもちろん、邦訳も見事。簡明だが奥深く、安易な翻訳をこばむタフな原文に立ちむかった翻訳者の奮闘がなければ、著者が身を削ったこの至高の一作、味わえる読者は限られた。敬意を表したい。 また“LILA”という名の続編が出ている。残念ながら、これは邦訳されていないようだ。
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