浅野和三郎氏の心霊研究の集大成として書かれた名著「神霊主義」の現代語版で、
米国の心霊現象の研究に始まった“スピリチュアリズム”についての
大変優れた大論文だと思います。
スピリチュアリズムの興り、数々の心霊研究の解説(心霊現象の写真もあり)、
スピリチュアリズムの全体像、それぞれの意味、解釈、
そこから導き出されるスピリチュアリズムの本当の目的等々、
参考文献も一々挙げられており、
学問として、体系的にスピリチュアリズムを学びたい方には、
この分野の教科書として必読の一冊です。
濃厚で重い内容ですが、最後には、
浅野氏が「“神霊(=神・霊)主義」とされた意義を感じられることと思います。
興味深さに、つい、引き込まれて読んでしまうのですが、
だからこそ、スピリチュアリズムの囚われの身となることなく、冷静に、
有限の短い時を生きるこの世の人間らしく、足掻きながら向上して行きたいです。