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グローバリゼーションの波に晒され、日本的「中空構造」の限界に立たされた今、ヒルコ(中心統合構造)をどう受け入れていくかが日本の今後の課題とする本書の結論に、何かの糸口が見えるような気がします。
現代とリンクさせて書かれたこともあってか、神話が、かなり身近なものになりました。ここまで奥深いものとは!おもしろい。
また、諸外国の神話との比較も多く取り上げられているので、
各国のカラーの違い、その美しさを発見できるのも、かなり興味深い。
ただ、自分はあまりにおぼろげにしか神話の物語を知らないので、神々の
名前が急に列挙されると、誰?これ?前にもでてきてたっけ??
なんでこんなややこしい名前やねん・・・。と、前頁に振り返ることも
しばしば。(←前述された名前を覚えられてない)
また、物語も論説にしたがって部分的に抜粋されていることが多いので、
抜粋部分の後の展開がどうなるのか、前後の神さんの関係って・・・。
と、結構とまどうところもありました。
(著者はちゃんと流れも述べてくださってます。が、私の知識、そして
記憶力があまりに乏しかったと思われる・・・)
本作を読む前に、先に物語形式でつづった神話の本に触れてから読むと、
なおいっそう、面白味、様々な解釈が楽しめると思います。
河合氏の目指すものは日本神話を心理学者としての分析を行い、かつ他の文化の神話との比較も行い、最終的には現代人の課題を明らかにしていくことである。結論は著作を読んでいただきたい。
~~
歴史を通じて現代の課題を明らかにする手法は多いがこの本のように神話を題材としかつ心理学というふたつのユニークな視点から現代日本の課題を語っている点が本書の独自性を際立たせている。神話については特別に意識することもなかったが、本書による解説分析により何の疑問なく単純に知っていた有名な神話の深い意味が明らかになり、仕事上異文化とふれあ~~う機会の多い私としては日本の独自性を考える点で、個人的には大変ためになった。
神話なので日本人ならたいてい知っている素材も多く、雑学的な知識を増やすという点からも面白かった。~
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