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神聖ローマ帝国 (講談社現代新書) 新書 – 2003/7/19

30件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

中欧に存在した不思議な「帝国」の一千年史。ドイツはじめ中欧諸国の母胎となったこの帝国は、教皇や周辺諸国、諸候と合従連衡と抗争を繰り返しながら、中世史の一極をなし続けた。その実体を解き明かす。(講談社現代新書)

内容(「BOOK」データベースより)

見果てぬ夢「古代ローマ帝国の復興」を求め、抗争を繰り返しながらも、八百五十年間にわたり中近世ヨーロッパの中心に存在し続けた「帝国」の実像に迫る。

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登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/7/19)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4061496735
  • ISBN-13: 978-4061496736
  • 発売日: 2003/7/19
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

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91 人中、86人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 田中サムソン 投稿日 2006/2/27
形式: 新書
世界史の中で多くの資料が残っているにもかかわらず、最も捉えにくい国、それが『神聖ローマ帝国』である。「神聖でもなければ、ローマでもなく、ましてや帝国でもない」というヴォルテールの言葉は正に当を得ている。

われわれがこの捉えどころのない国について一般に知っているのは「ハプスブルク家が皇帝であった」ということぐらいで、ハプスブルク家について書かれた本は今まで結構多かった。しかし歴史を少しかじった人間ならばすぐわかることだが『ハプスブルク帝国=神聖ローマ帝国』ではない。では神聖ローマ帝国とは何なのだ、ということについてこの本は包括的な枠組みでしっかりと捉え、順序だてて説明している。
そもそもこれがなければ、次の2歩目、3歩目がありえない。つまりハプスブルク家の台頭も、帝国議会の機能も、宗教改革の展開も、三十年戦争も全てはこの枠組みを認識して初めて理解しうるものだ。

まずはこの本から始めることをお勧めする。この内容でこの値段であれば大変にお得といえよう。
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52 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 yuishi トップ500レビュアーVINE メンバー 投稿日 2003/11/17
形式: 新書
中世ドイツを中心に中欧に広大な版図をもってはいたものの、世界史の教科書レベルの内容ではどこか掴みどころがなかった神聖ローマ帝国の成り立ちから消滅までをコンパクトにまとめた好著(実際は同帝国の名前の由来となる西ローマ帝国の滅亡時から記述されているのでもっと記述範囲は広い)。

ローマ法王を頂点とする教会勢力との絶え間ない確執・政争。一方で地域・都市を割拠する地方国家からなる連邦国家(もしくは分裂国家)としての成り立ち、配下の地方国家との複雑な力関係と権力委譲の経緯などなど、読みどころは満載。

新書ということで限られた文章に収めるため、権力闘争を中心とした記述になっており、軍事面や社会史・文化史的な観点での記述はおとされている。が、その分、内容が把握しやすい。文章もこの手の本にありがちな紋切り型の読みにくさはない。巻末やカバーには参考図書、関連図書の紹介もあり親切。
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 柴犬太郎 投稿日 2008/10/7
形式: 新書
神聖ローマ帝国。
ローマ帝国や東ローマ帝国のような強大な国家像を思わせる大層な国家名。私も一時期までは中世ヨーロッパを支配した大帝国を想像していたが、本書はそんな勘違いしている人でも読める入門書。

神聖ローマ帝国は教皇権力とイタリアを抜きにしては語れない。
強力な中央集権国家として台頭するフランスとは対象的な連合国家ドイツの代表として選出された王は教皇により戴冠を受けて皇帝となる。したがって、イタリアへの軍事進出と教皇との主導権争いが、この連合国家の歴史である。
フリードリヒ=バルバロッサ、フリードリヒ2世という強力な君主についてかたられるくだりは面白いが、逆に言えば強烈な個性に依存した連合国家の長という不安定さを証明している。
これら歴代の皇帝たちが、ドイツの集権化に傾注するのではなく、イタリア対策に没頭したことが、ドイツ、イタリアが集権国家として立ち遅れた遠因だるとするとこの連合国家の近代への影響は、計り知れない。

そういった欧州全体を巻き込む大きなうねりを神聖ローマ帝国を通じてみることができる。お勧めの一冊です。
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 じゃぐぁ トップ1000レビュアー 投稿日 2009/6/14
形式: 新書 Amazonで購入
 神聖ローマ帝国、それは不思議な帝国。
・ローマを領土としてはいない。
・帝国と言いながら、実際には皇帝の権力は絶対ではない。
・皇帝は選帝侯によって選挙(もちろん金銭取引など何でもあり)で選出される。

 神聖ローマ帝国は1000年に渡って何となく(?)存在した。当初は、かつての西ローマ帝国再建を夢を見ていたようだが、その目的が達成されることはなかった。最終的には皇帝が帝国を解散するという勅語を発して消滅した不思議な帝国である。

 ややこしくて長い歴史を1冊にまとめたものなので、ドイツ先史として価値があるのではないだろうか。ローマという言葉に込められた西欧のアイデンティティ、神聖という言葉の意味もよく分かる。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ヒデボン VINE メンバー 投稿日 2009/2/10
形式: 新書
 かつてヴォルテールは、この帝国は、「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらない。」といっている。本書は、この神聖ローマ帝国が、なぜ「神聖」であり、「ローマ的」であり、そして「帝国」になったのか、その過程を人物列伝的風味も取り混ぜて、そこそこ詳しく著したものである、。

 著者は、「神聖」「ローマ的」そして「帝国」の意味合いをじっくりと説明したかったので、大空位時代までに全ページの半分を使ってしまった。一般的なハプスブルグ帝国の解説書なら、マリア・テレジアとその一族、特にマリー・アントワネットあたりを重点的に書いてあるものが多いような気がするが、本書にはマリーは出てこない。

 特徴的な文章に慣れるまでには少々手間がかかるかもしれないが、引き込まれる面白さに溢れている。
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