カードのイラストが小さすぎます(通常カードのイラストはマッチ箱のサイズ以下。
一部のホロ等はその4倍程度)。本自体がB5版と小さく、約100ページの中に406枚分の
カードのイラストを詰め込んでいるのは少々無理があるのでは。今までの神羅万象チョコ
のカードをまとめたものとしての価値はあるのですが・・・あるいはカードの買い控えを防ぐ
ためなのかもしれません。
小説には147ページ、漫画には30ページが割かれています。
カードの説明だと光対闇の戦いだけを描いたストーリーになっているように思われ、
各キャラ一言のセリフからキャラ同士の関係を連想するしかないですが、小説では次章に
登場するキャラが生まれるまでの物語、ベリアールとアルフィーネの愛、4人の主人公の
成長過程などキャラ同士の関係が掘り下げて書かれています。挿絵はラフの絵がちょこっと挿まれているだけです。
漫画では聖龍太子フガクが神剣・七支刀を手に入れるまでの経緯が描かれています。
絵は公式漫画にしては拙(つたな)いものの、内容が簡潔でストーリーを知るのに良いと
思います。そして終わりに企画成立までの座談会(インタビュー)が8ページあります。
神羅万象チョコが誕生した経緯や世界設定に関して、なかなか深い話があって良かったです。
付録のカードは聖龍太子ウンリュウが通常のホロカード扱いで、リュウガ&テラスは
淡いイメージイラストチックになっています。
装丁関連では見出しを帯ではなく本の収納箱に直接印刷されているのが安っぽくして
います。ハードカバーで辞書を模倣して作っているものの、そのことに意味があるのかどうか疑問に思いますし、仮にも児童書に分類されるこの本を3000円という高価なものにしてしまった原因になっているようです。通常この内容なら1500円〜1800円程度が妥当でしょう。