神社についてその視覚的な構成要素からビジュアルな分かりやすい解説がなされている。鳥居、注連縄、狛犬、眷属、灯篭。手水舎、拝殿、本殿、拝礼の方法、摂社・末社、建築様式などにいたるまでが僅か160ページに凝縮されている。宗教的対象としての捉え方ではなく身近な歴史的・伝統的存在としてアプローチしており神道に特別関心がない人にもお勧めの入門書。
鳥居一つとっても様々な形態があり、その奥の深さを知ることができた。特に拝礼の作法である2拝2拍手1拝や手水について写真入で掲載され、この歳で初めて正しい作法を知るに至った。信仰心は別としても、神社がより日常的で身近で面白い存在となること請け合いの好著。この本を持って近所の神社をウォッチングしてくれば、知的好奇心はかなり充足されるはず。値段の高さは、カラー刷りなので致し方なし。