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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
疑問が残る本,
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レビュー対象商品: 神社の系譜 なぜそこにあるのか (光文社新書) (新書)
既に指摘されているとおり信憑性に疑問がある。厳島神社のような狭い範囲では筆者の言い分に理があるように感じるが、日本列島を大々的に横断する場合や、国を飛び越える場合などは、実際に地形図と照らし合わせてみたら大いに疑問が残った。本文中に模式図ではなくて地形図を記した方が親切だっただろう。また「絹(silk)の語源は新羅」といった類の怪しい知識もある(養蚕がはじまった3000年前に新羅は存在していない)。 話の種としては良いと思うが、それ以上のものでもないだろう。
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
説得力不足。,
By 無名無学 (海外) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 神社の系譜 なぜそこにあるのか (光文社新書) (新書)
全国の様々な神社について、その相互配置には「自然暦」という考え方から生まれた見事な設計があるのだというのが著者の主張。最初はとても興味深く読み始めたのだが、進むに連れて次第に不満が多くなった。ある神社同士を結ぶと、夏至の日の入りの方角になるとか、当時の日の出の方角になるとか、そういった位置関係を次々に暴いていくのだが、そこで提示されている図が、マンガ的にごく簡略化された地図だけである。実際の地形図の上で角度を正確に測ったら本当にこの通りの角度になるのだろうか、と疑問を抱かずにおれなくなった。編集者の判断ミスかもしれないが、もっとリアルな地図(地形図のような)の上で正確な角度を示した図を載せた方がよほど説得力があったと思う。 本書のキーワードになっている「自然暦」そのものについての考察に乏しい。ある神社と別の神社の方位関係に何か特別な法則があったとして、それが宗教的にどういう意味をなすのかという部分の考察がなく、ただひたすら次々に事例が述べられていくことについていけなかった。 これらの結果として、作者がこじつけでそのような角度・方位を見出しているだけではないのかという疑問を消すことができなかった。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
偶然ではなく、必然ということを説明して欲しい。,
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レビュー対象商品: 神社の系譜 なぜそこにあるのか (光文社新書) (新書)
夏至、冬至のラインを引いて、そこに連なる神社、仏閣が並んでいることを著者は偶然と表現するが、天体の動きを重要視した古代人にとって必然でしかない。古文書も多々引用されているが、その割りには説得性が低い。 見た目は研究者らしい文体だが、読み手としてはなぜか不完全燃焼のままであり、こういった類いの本は最初から最後までじっくりと読み上げるのだが、今回は飛ばし読みをしてしまった。 何か、腑におちない。 たとえば、鶴岡八幡宮を紹介しているが、この旧官幣中社の八幡宮を紹介するのならば勧請元の岩清水八幡宮に触れなければその意味が理解できないと思うし、そもそも八幡宮の本宮である宇佐八幡宮を解明しなければ八幡宮の根本、役割がわからないのではないかと思う。 そして、厳島神社を紹介しているが、せっかくその中に宗像三神とまで書いているのならば、宗像三神とは何か、それがどこにあって、そこは著者の言う夏至、冬至とどのような位置関係にあるのかを説明しなければ厳島神社の意味が理解できないのではと思った。 つまり、歴史、神道、初歩の天文学を知らない人が書いた神社の話になってしまっている。 まるで、世紀の大発見のように冬至、夏至の自然暦を説明しているが、30年以上も前に具体的に説明していた学者もいるので、特段、目新しいものではない。発行するまえに、更なる文献の調査、研究を行なってからでも遅くはなかったと思う。二番煎じを読まされても、おもしろくもなんともないのが正直な感想である。 これは、著者だけを責めるわけにいかず、編集者、出版社の責任も大きい。 神社が、なぜそこにあるか。 それは、はるか昔の人々が必要にかられて故意に建てたものだからである。「神社の系譜」というならば、その根本にまで踏み込んで欲しかったし、必然性についての根拠を知りたかった。
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