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神社のルーツ 血統から探る「神様ネットワーク」 [ソフトバンク新書]
 
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神社のルーツ 血統から探る「神様ネットワーク」 [ソフトバンク新書] [新書]

戸部 民夫
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

神社はどこからやってきたのか?
我々の周りに数多くの存在する神社はどこからやってきたのか? 稲荷、八幡、住吉、祗園など主な血統のルーツと祭神、伝播の歴史を探り、また人間を祭神とする「人霊系」の神社についても解説。日本人の生活に密着した神社文化に迫る。

内容(「BOOK」データベースより)

我々の周りに存在する数多くの神社。毎年大勢の人々が参拝する神社も、忘れ去られたようにたたずむ神社も、歴史をたどればいくつかの「血統」に分類することができる―。本書では、稲荷、八幡、住吉、祇園など主な血統のルーツと祭神、伝播の歴史を探り、また人間を祭神とする「人霊系」の神社についても解説。日本人の生活に密着した神社文化に迫る。

登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2006/8/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4797333626
  • ISBN-13: 978-4797333626
  • 発売日: 2006/8/15
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 320,752位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
 身近にある神社の血統を4つ(都市,山,海,武・文・人神)に分類しながら,次のようにまとめている。

 すなわち,まずその「血統」の【特徴】を述べ,【発生】から【発展】にかけて歴史的沿革を押さえ,【祭神】を説明した後に具体的な【神社】について例を挙げて解説する,というスタイル。

 読んでみると,神社の縁起・来歴には,(1)○○が××神社の神様を勧請した,というパターンと,(2)仏教寺院の守護神・鎮護神として祀られた,というパターンの組み合わせが多いことに気付く。

 ちなみに,人神の中で,新しいのは,明治天皇(明治神宮・大正9年)よりも,乃木希典(乃木神社・大正12年)よりも,東郷平八郎(東郷神社・昭和15年)だったということに,ちょっと驚きました。

 せっかく分類したんだから,図表があれば★5つでした。

 
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 欧米の一神教に対して日本は多神教、って言われても、実はピンとこなかったんだけど、この本読むと、日本の神様たちの豊穣さ、複雑さ、出鱈目さといったものを大まかにつかみ取ることが出来る。「出鱈目」ってのはネガティブな意味じゃなくて、「いい加減」ってのが「好い加減」だったり、「テキトー」ってのが「適当」だったりするような本来的な意味においてである(いやちょっと違うか、でもいい意味で!)。ひとつの神に依存するのではなく、神を使い分けるって発想。“苦しいときの神頼み”なんて言葉もあるけど、神は日常の場にはなくて、非常時だったり、祝祭だったり、特別な時と場所に居てくれる存在。大事にはするけれど居なくても日常的にはなんら困らないという点において、天皇はまさに神的に存在している。ほら、欧米だと、神は常にその人を見ている訳で。そういう代替の利かない唯一無二な存在なんだよね、ステージが違うっていうか。原理主義的な思考ってのも、今の日本人にはなかなか理解できないものである。

 この本は、ある種、おたく分類的に神様をカテゴライズしてるんだけど、このキャラの立ち方はとにかくすごいね。天神様、大黒様、えべっさん、お稲荷さん、こんぴらさん、富士山!...そして、日本神話に始まり、仏教が入ってきて、さらには人を神に仕立てちゃう柔軟性。そういや1998年の横浜ベイスターズ優勝イヤーには「ハマの大魔神社」なんてのが横浜駅の地下街に出来て、お賽銭あげたっけ。「神様、仏様、稲尾様」なんてフレーズも、神様との距離感、フレンドリーさを表してるよね。

 この本で日本の神々のバラエティー(横軸)はわかったので、次は、日本神話→神仏習合→神仏分離っていう縦のラインを詳しく知りたい。
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By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:新書
 古式に則る「神社」の「ルーツ」、副題に「神様」の「ネットワーク」をつなげる現代感覚。タイトルを、例えば「神社の系統」と古風にした場合、インパクトはなくなるだろうから、この表題でよかったとは思うが…

 次に、構成であるが、章分けは「血統」という観点を取っているが、この用語に関してはやや疑問が残る。神様を人間並みに扱う日本の宗教観からすれば、抵抗はない。ただ、神様に「血」があるのかと屁理屈を言う人がなきにしもあらず。もちろん、そんなことに自分は拘らない。比喩的に使っているのではないかともみなしている。

 著者の意図は「神社の系統」を一目瞭然、分かり易く整理して読者の便に供したい一念があったようなので、その宿願はほぼ達せられているようで、その努力に敬意を表したい。自分が調べたい、確認したい神社が分類されていて、その位置づけがよく分かって有り難いのである。

 お稲荷さんは、全国最大数の三万二千社もあって、「都市の血統」に所属。白鳥が舞い降りた峰に稲が生じたのが、発生の由来という。基本的な性格は食物神。

 八幡さんは「海の血統」に所属。稲荷信仰に次ぐ規模の一代ネットワークを誇る。海の神・鍛冶の神・農業神など複雑な原像。

 天神さんは「文化・人神の血統」に所属。学問上達・受験合格祈願の神として親しまれる。菅原道真を祀る神社に対する信仰であることは言うまでもない。激しく祟る怨霊から優しい、学問・文筆の守り神にイメージチェンジ。変身のみごとさ!

 八百万の神々をどう位置付けるか、心苦しく居場所に安定感のない神に対してもう一度ご意見伺いした方がいいかも知れない。「血統」もさることながら、どんな効験が内在するか、神ご自身に訊ねてみたい。
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