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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
くまさんと散歩,
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レビュー対象商品: 神様 (中公文庫) (文庫)
この小説には、熊やら河童やら人魚が当たり前のように登場する。そして主人公は、そのことにたいして驚いたりしない。そこにいちいちツッコミを入れたくなるような人には向かない小説。川上弘美さんの作品を読むのは初めてだったが、本当にいい小説だと思った。 「神様」でほのぼのして、「夏休み」でしんみりして、「花野」で切なくなって、「河童玉」で笑って、「クリスマス」でも笑って、「星の光は昔の光」でいろいろ考えさせられて、「春立つ」で不思議な気分になって、「離さない」でゾッとして、「草上の昼食」で号泣した。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
繰り返し、手に取りたくなる1冊,
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レビュー対象商品: 神様 (中公文庫) (文庫)
くまと散歩に行くからと言って、童話や絵本というテイストでもないし、メルヘンと言ってしまうのもちょっと違うかな、と思う。 現代の社会では失われてしまったり、もともとなかったりするきもち。 それを持った人?達が登場するけれど、それを受けとめる私はちゃんと現代社会に立っている。 ほんわかと、やさしい文章だけど、現実にリンクしている部分も多くて、魂にはちゃんと響いてくる。 短編1つを読むだけなら、ほんの数分。 落ち込んだときや、悩んだとき、気分転換に読みたくなる本です。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ご近所さんは熊!相談相手は河童! なのに素朴。,
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レビュー対象商品: 神様 (中公文庫) (文庫)
三つ隣にくまが住み、上の階の住人から人魚を預けられるようなアパートに住む「わたし」の短編集。 「くまが!」とか「河童が!」なんていう驚き、テンションの高さはまったくなく、 日常の中に彼らはおり、「わたし」は彼らと言葉を交わし、心を通わしたり通わしそこなったり…。 設定はふわふわしていてまさにメルヘン! しかし、決して日常のトーンを踏み外さない不思議な味わい。 それは、「わたし」が、人間とも熊とも、謎の白い生物とも 肩肘張らずに接しているからだろう。 相手を「こんな奴」と決め付けずに、受け入れて向き合えば、 こんなにも心地よい空気が流れるのかしら、なんて。 私の周りには、熊も河童もおらず、突飛な人物などそうそういないのだが、 それでも忌憚なく相手をみつめることは難しい。 お奨めは、梨を食べる白い3匹が登場する「夏休み」。
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