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神様のメモ帳〈8〉 (電撃文庫)
 
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神様のメモ帳〈8〉 (電撃文庫) [文庫]

杉井 光 , 岸田 メル
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

年末年始、四代目を悩ませていたのは頻発する雀荘荒らしだった。なぜか麻雀打ちとして駆り出された僕は、雀荘で奇妙な男と出逢う。雛村玄一郎―なんと四代目の父親!緊迫する親子勝負の裏で、雀荘荒らしをはじめ、無関係に見えたいくつもの事件が結びついていき、やがてよみがえるのは一年前のあの悪夢。「あの事件をもう一度、完膚無きまでに終わらせるんだ」アリスが、テツ先輩と四代目が、そして彩夏までもが、赤い悪夢の残り滓に突き動かされて走り出す―加速するニートティーン・ストーリー、第8弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

杉井 光
ライトノベル作家。1978年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 333ページ
  • 出版社: アスキー・メディアワークス (2011/9/10)
  • ISBN-10: 4048708104
  • ISBN-13: 978-4048708104
  • 発売日: 2011/9/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
前巻から二ヶ月という、このシリーズとしては異例の早さで刊行されたこの巻は、いつになく「終わり」を予感させるものでした。もともとこの作者は続き物のシリーズであっても一冊一冊の締めをきっちりとつくる傾向があるのですが、それとは別に、この8巻は1巻と3巻で語られたシリーズの根幹を成す最重要エピソードが一年を経て語り直され、完結させられます。短編集の形態をとりながら、大きな流れを感じさせる見事な構成は、同作者の『さよならピアノソナタ3』を思わせます。

これまでの巻で、彩夏のファンはさぞかしやきもきしていたことでしょう。ヒロインの一人として登場しながら、もはやメインの座は完全にアリスに奪われ、普通の女子高生であるがゆえに血なまぐさい事件が続くと物語の表舞台からは遠ざけられてしまうために出番も少ない。けれどこのシリーズは暴力や犯罪が吹き荒れる世界を描くだけのしろものではありません。彩夏の象徴する、優しくて暖かでささやかな世界もまた、神メモの大切な構成要素なのだと、強く印象づけられた巻でした。同時に、人気キャラの四代目についてもかなり掘り下げられた巻となっており、それらがすべて結実し、同時にエンジェル・フィックス事件の幕引きとなるラストシーンは、1巻のそれに匹敵する映像美を備えています。

語り残されていたことはこの8巻でほとんど昇華されました。おそらく、シリーズは終わりに向けて動き始めたのでしょう。一抹の寂しさを感じつつも、この素晴らしいシリーズが最終的にどこへ向かうのか、楽しみに待ちたいと思います。
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16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 先々月刊行に引き続き、今月も新刊が読めるということで、
楽しみにしていましたが、内容は、やや物足りないものでした。

 四代目の父親との話は、最初の3分の1位だけで、ミンさんの
父親との話を描いた5巻に比べるとあっさりしていました。しかも、
四代目の父親は、まだ生きているのだから、もう少し話を膨らませる
ことができるのでは?、また、後半を読みながら、再登場があるので
は?、と思ってしまいました。

 また、1巻のエンジェル・フィックスの後日談的な話も、鳴海の
いつもの冴えが感じられず、事件の黒幕の性格描写も曖昧で、危険な
薬物を扱う割に狂気も思想も感じられず、対するニート探偵団の面々も
空回りしているように見えました。

 短編集という位置づけでなく、一つの事件の中で、色々な要素が
出てくる形は、新鮮な印象を持ちましたが、やや統一感がなかった
ように思います。

 ただ、1巻の本当の決着と、鳴海と四代目との新たな絆の結び直しなど、
今後の展開に向けた良い区切りになったと思います。

 次巻以降の新たな展開に期待しています。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 黒翼
神様のメモ帳・8巻目である今回は、1巻などで主題となったエンジェルフィックスや彩夏、彩夏の兄のトシと言った人物が再びクローズアップされた話でした。
麻薬という存在が再びナルミ達の前に現れ、様々な事件を通してそれらが一筋の道となって浮き彫りになり、一年前の悪夢を完全に終わらせるためにメインキャラクター達が奮闘していきます。
主役であるナルミは今回はいつも以上に頭を悩ませ、彩夏や四代目との溝を作ってしまいますが、アリスを含めた仲間達の後押しなどを受け、事件解決に向けて奮闘します。
そして一年前の事件によって記憶喪失となった彩夏ですが、今回は彼女にとって良い意味での人生の岐路にたったのではないかと思います。あらゆる場面で記憶が回復したような描写があり、全ての記憶を取り戻すのも時間の問題だと感じました。
そして幾つもの線が結びつき、辿り着いた答えは想像を絶するものでした。
あらためてこの物語にどっぷりとハマってしまいました。
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