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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
さようなら 永沢さん,
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レビュー対象商品: 神様のプレゼント 永沢光雄・生きた 書いた 飲んだ (ハードカバー)
この本は,3部からなります。第一部は産経新聞で死の直前まで連載されたコラム「生老病死」の総集編です。 第二部は永沢光雄の小学校1年生のときの作文から浪人時代の手紙まで,多分お母さんが保管していたであろうの文章です。 第三部はびっくりですが,永沢おかあさんの書いた永沢さん誕生から死までのエピソードです。また,妻の恵さんも一文を寄せています。 70を超えたお母さんの手記がコラム「生老病死」と一緒に本になるとは,永沢さんも驚いたことでしょう。非常に照れ屋の永沢さんは浪人時代の手紙とかを「うひゃあ」と言いながら眺めているかもしれません。 コラム「生老病死」は本当に素晴らしい文章です。 偏見かもしれませんが,アジアに生きる人の愛情を濃く煮出すと,ここに描かれている永沢さんと恵さんの生活のようにあらわれてくるのではないでしょうか。 フランス的「いくつになっても男と女」とは真反対の, パートナーに頼りきること, 全てを受け止めること, 正しいことを押し付けないこと, 決して離れない絆を得ること が描かれています。 また,永沢さんがどのように死と向き合ってその時を迎えたのかの記録は,人一倍死について考えていた永沢さんゆえに,全国のタナトス強めの青少年に安易な解決法へと走らせない勇気をもたらすでしょう。 第二部,第三部は作家永沢光雄を解き明かす上で貴重な資料ですが,彼が世に出した作品ではないので,ここでは言及しないことにします。 多分,この本が永沢さんの本の最終章なのでしょうね。 心よりご冥福をお祈りいたします。 (また寂しくてどうしようもなくなってきちゃったよ。)
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