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強気な態度を崩さない(せない?)「天才」少女と平凡な大学生(男)の何気ない掛け合いも、「天才」故の苦悩と平凡さ故の悩みが交錯するようで、楽しかったり身につまされたり...。
内容的には「物理」と言っても、科学に少しでも興味がある人なら雰囲気を楽しんで読み進めることが出来ると思う。何か難しい式が出て来る訳じゃなくて、アインシュタイン(特殊相対性理論)のE=mc^2に象徴されるような「世界をシンプルに記述したい」という物理学の願いがこの本には描かれている。その願い──今ある「原理」を越えたところにある想い──を感じることができれば良いんでしょう。きっと。
第3回小松左京賞受賞作、らしい。自分では掘り出し物の作品だと思っていたら意外に(...失礼)売れているようで、神田の三省堂ではフィクション部門で年間2位だったので、嬉しいような悔しいような...。
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