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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
それなら宇宙、作れるかも!?,
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レビュー対象商品: 神様のパズル (単行本)
物理学って、端から見ている分には何もかも理解しているように見えるけれど、実際のトコロは肝心な部分には手が届いてなくて、だからまだ新しい「何か」で補ってあげないといけないんだよ、という話。...と言ってしまえば身もフタもないのかもしれないが、その「何か」に結構説得力があって「それなら宇宙、作れるかも!?」と思わず納得してしまう。...かもしれない。強気な態度を崩さない(せない?)「天才」少女と平凡な大学生(男)の何気ない掛け合いも、「天才」故の苦悩と平凡さ故の悩みが交錯するようで、楽しかったり身につまされたり...。 内容的には「物理」と言っても、科学に少しでも興味がある人なら雰囲気を楽しんで読み進めることが出来ると思う。何か難しい式が出て来る訳じゃなくて、アインシュタイン(特殊相対性理論)のE=mc^2に象徴されるような「世界をシンプルに記述したい」という物理学の願いがこの本には描かれている。その願い──今ある「原理」を越えたところにある想い──を感じることができれば良いんでしょう。きっと。 第3回小松左京賞受賞作、らしい。自分では掘り出し物の作品だと思っていたら意外に(...失礼)売れているようで、神田の三省堂ではフィクション部門で年間2位だったので、嬉しいような悔しいような...。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
実は結構深いお話,
By もあもあ "もあもあ" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 神様のパズル (ハルキ文庫) (文庫)
当方、素粒子物理を専攻する学生ですが、著者は非常に良く標準理論及び宇宙論を勉強なさっているなという印象を受けました。そこから先の統一理論への道のりで嘘くさくなってしまうのは(そもそも現状、世界の誰も出来ていないのですから)どうしても仕方の無いことですが、その過程で一部ロジャーペンローズの発想を参考にしている雰囲気が滲み出ていたりして、非常におもしろく読めました。しかしながら、この話の本質は物理を通して得られる「人生観」にあると思います。 「宇宙は無から生まれた。それならば、その子である我々人間もまた「無」に過ぎないのでは無いか。ではその存在意義は?」 と全編を通して語りかけてくる。(それの対比として提示されるのは、農家のおばあちゃんの人生観。「あるがままを受け入れ、疑問を持たずに生きる。」)それは、「人工的に作られた天才少女」の虚しさと合わせてさらにくっきりと浮かび上がり、読者へと投げられます。 究極を知ることで生まれる虚しさ、これが本書のテーマだと思います。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
評価しにくい作品,
By そうだ、本を読んでみよう。 (広島) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 神様のパズル (ハルキ文庫) (文庫)
ジャンルとしてはSF青春小説あたりになるのかな、とまず読み終わった直後の感想としては、中途半端さが残る作品だと思いました。 あらすじに興味を持って購入したのですが、SFとしても青春小説としても面白いと 感じることが出来ず終ってしまいました。 作品の雰囲気だけを味わうように読むのならつまらないことはないと思います。
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