私は原作の小説からこちらの作品に入ったのですが、楽しく観賞することができました。
まずストーリーは原作一巻に手を加えていろんなところを削ったかんじです(主に古狐先生が削られたのが大きい)。
削ってしまったために原作知らないとテンポが速すぎておいてけぼりにされるかもしれませんので注意。
できれば原作を読んでから見ていただきたい。
演出や画質面ですがこれはそれなり、
演出は前のシーンで使われた血まみれのベッドが後のシーンに映ったりしていましたし、
画質はよく言えばレトロ調悪く言えばやや粗め。
キャストについてですが、かっこよすぎる砂山次郎役の要潤、
かわいいながらしっかりした奥さん役を見事演じた宮崎あおいと他にも言いたいことがあるが、
その中で一番感動したのが余命が残り僅かの老女(安曇さん)を演じた加賀まりこでした。
最初出てきた時は原作の印象と比べピシッとし過ぎているかなーと思いましたが、
後半徐々に病気で弱っていく過程の演技はまさしく原作の安曇さんそのもの、
加賀まりこは余命幾許かの老女を見事最後まで見事に演じ切っていました。
生命を扱った作品ながら重苦しくなく、多彩なキャラクターで描く感動モノです。
最後の方に少しほろっと来るシーンもあるのでハンカチをご用意してみてください。