前作よりも過去の話になる。「神栖麗奈」とは何かは、前作の最後の章でおよそわかった。しかしそれ以外は何もわからない。「神栖麗奈」とは何故始まったか、についてはこの本でわかる。前作で解けた謎が40%ならば、今作で解ける謎は55%と言ったところか。残りの5%はというと、「神栖麗奈」は此処にいるという言葉通りに、読み手が解釈するのかと私は考える。いや、こういったことを考える時点で私がいる此処にも「神栖麗奈」がいるということか?
またエピローグもおもしろい。今作の最後には前作の第1章の主人公が登場している。そして前作の「神栖麗奈は此処にいる」に続いていく。ちなに前作のエピローグの主人公は今作にも登場しているが彼女目線に物語が進行していくことがないので、その後は描かれていない。それが余計、背筋を凍らす。
私はこの作品を人にお薦めできるほどの作品であると思う。