以下本文庫の裏カバーから。
「二人の詩人、ダンテとヴェルギリウスは24時間の地獄めぐりを経て、大海の島に出た。そこにそびえるは煉獄の山、天国行きを約束された亡者たちが現世の罪を浄める場である。二人は山頂の地上楽園を目指し登って行く。永遠の女性ベアトリーチェがダンテを待つ。」
本篇には、西洋の古典的に有名な人名・地名がキラ星のように出てきます。しかし、平川先生の詳細な「注」のおかげで、読者は安心して読み進む事が出来ます。
西洋の古典翻訳を読むと必ずといって出てくるあの面倒くさい「注」。私は、今までは、この「注」が億劫でした。しかし、本書の「注」は、読んで嬉しく見て楽しいものになっているので、何ら苦にならないのです。とても読みやすくなっています。
地獄篇に続き、挿絵イラストが、またまたおどろおどろしくていい。
やっとの思いで地獄を越えたと思えば、煉獄の山々が続いている。ベアトリーチェの待つ天国までの道がこれほどまでに遠いものとは、とほとほ、とほほ、とほとほほ・・・・・。