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神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3)
 
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神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3) [文庫]

ダンテ , 平川 祐弘
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ダンテはベアトリーチェと共についに天上へ。光明を放つ魂たちに出会いながら天国を上昇し、至高天でダンテは神を見る。第三部天国篇。巻末に「詩篇」収録。ドレ挿画・口絵付『神曲』全三巻完結。

内容(「BOOK」データベースより)

三昼夜を過ごした煉獄の山をあとにして、ダンテはペアトリーチェとともに天上へと上昇をはじめる。光明を放つ魂たちに歓迎されながら至高天に向けて天国を昇りつづけ、旅の終わりにダンテはついに神を見る。「神聖喜劇」の名を冠された、世界文学史に屹立する壮大な物語の完結篇、第三部天国篇。巻末に「詩篇」を収録。

登録情報

  • 文庫: 525ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/4/3)
  • ISBN-10: 4309463177
  • ISBN-13: 978-4309463179
  • 発売日: 2009/4/3
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 15,018位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:文庫
『天国篇』は『地獄篇』『煉獄篇』とは趣が非常に違う。まず、天国といっても、地球を出発して、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星と宇宙旅行をするのである。そして、さらに外側の恒星天を越えて、その先に「至高天」なるものがあり、そこに聖母マリア、アダム、イヴ、ペテロ、アウグスティヌスなどがいる。プトレマイオスの天動説モデルに、聖書の神話を接ぎ木した奇妙な混合物といえる。選ばれた「聖人」やそのランク付けもかなり恣意的だ。「ビュリダンのロバ」の話も出てくる自由意志論など、神学的な議論が中心だが、ダンテもなかなか苦労している。天国では、肉体を持たない魂だけが存在することになっているので、登場人物は「光明=炎」と呼ばれる光の塊りになっている。だが、それでは姿かたちがはっきりしないので、聖なる魂たちは、「私は、・・・だ」と名乗ったり、「慈愛に満ちた眼差し」「清らかな瞳」「美しい声音」「愛に輝く」などと抽象的に描かれる。とりわけ面白いのは、肉体を持たない魂たちは、肉体の具体的な形態を見たいという願いをもっていることだ。「彼らの<アーメン>という声の中には、死んだ体をいま一度見たいという願いが強く現れていた」(第14歌、p184)。またダンテは、キリスト以前の人々はそもそもキリスト教徒たりえないのだから、どんな善人も自動的に天国から締め出されるのは不公平だという疑問をもっていた(p259)。だがこの疑問は、結局は明確に答えられない。平川訳は、最後の祈りの詩を上田敏訳を転用するなど、工夫がこらされている。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒデボン VINE™ メンバー
形式:文庫
 地獄篇、煉獄篇ときて、ついにダンテは久遠の女性ベアトリーチェとともに天国へ! といいたいところだが、この天国がなかなか大変な代物、何しろ全部で10もある!!!。
 月光天、水星天、金星天、太陽天、火星天、木星天、土星天、恒星天、原動天、至高天、以上の10の天国ときた。

 わざわざ冒頭記載に注意があるように「地獄篇」「煉獄篇」と比べてこの「天国篇」は、メチャ難しい。最後の最後まで楽はさせてくれんわい。

 本文は難しいが、平川先生の注釈がなかなか興味深い。これさえ読んでおけばいいとさえ思ってしまう。実際、本文は、我々日本人が理解するのは、まずもって無理。

 一昔前の日本では、「天国よいとこ一度はおいで、酒は美味いし姉ちゃんは綺麗だ」と言われていたものだが、神曲の世界では、というよりはキリスト教の世界では、神様に会えるまでなかなか大変だ。日本では、八百万の神があちこちにいるので、これほど楽な事はない。つくづく思う。日本人で、よかった、よかった。

 <ところで、巻頭のベアトリーチェの表情、ふっくらぽっちゃりで現役の頃のキャンディーズ・スーちゃんみたい。>
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amam
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 以前は、名文ではあってもとてつもなく読みにくいものでトライしていましたが、追いつけなくなって、私の文章力では挫折してしまいました。この訳は、読みやすいです。現実的な訳です。かつてと比べれば、わりとすいすい読める点でも気持ちよいです。それでもやはり古い言葉が出てきますが、能力の許容範囲内です。きれいな文章です。ドレの挿絵も、わかりやすく説明的な点はメリットです。
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