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51 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
至上最高の不滅の古典!!,
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レビュー対象商品: 神曲 地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) (文庫)
世界史を習った人なら誰もが知っている、ダンテの「神曲」。 翻訳が素晴らしく綺麗です。 地獄編では 文章を見てみると難しく思いますが
46 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
面白い訳ではあるが・・・,
By crites (Japan) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 神曲 地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) (文庫)
面白ければ良いというものでもあるまい。この集英社版は、唯一の文庫版口語訳だったので批判は控えてきたが、平川訳が文庫化されたからもういいだろう。川本皓嗣も河島英昭も抑え気味に批判している。本当は声を荒げて罵倒したいのだろうが、そこはさすが大人である。だから私が代わりにやろう。寿岳訳はダンテに対する冒涜である。問題点を三つ挙げる。 1.3行連句にしていない。 2.『往生要集』を念頭に仏教色を出した。 3.ブレイクの「病んだバラ」の詩を冒頭につけた。 『神曲』は3行連句を連ねた歌が「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」の3篇にそれぞれ33歌、これに「地獄篇」の第1歌を「序歌」として加えて、ちょうど100歌という構成になっている。こうして拘った3という数字は、キリスト教の正統教義である父と子と精霊の三位一体を表している。 『神曲』とは、暗い森の入口に立った瞬間から、踏みしめるその一歩一歩で三位一体を褒め称えて天上を目指し、やがて天頂で天使たちの織り成す大輪のバラに出会うという物語なのである。だから翻訳の都合で3行連句にしなかったなどというのは、あまりにも無神経と言わざるを得ない。 その無神経さが仏教色に繋がるのは言うまでもないだろう。同じ「中世」だからというが、要するに原作者ダンテの信仰など、寿岳にとってはどうでもいいのだ。だがこれでは釈迦が馬小屋で生まれ、キリストが悟りを開くようなものである。破壊的な訳なのだ。 そしてブレイクの「病んだバラ」。イギリス・ロマン派の詩人ブレイクは、三位一体を真っ向から否定する独自の神話体系を作り上げた、文字通りの異端である。そのブレイクの、選りによって「病んだバラ」か!たしかに平川訳もブレイクの絵を掲載している。だが異端の詩人の詩「病んだバラ」を勝手にエピグラフにしてしまうというのは、全く次元が違う話である。原作に対する冒涜としか言いようがない。一体、こんなことをする権利が翻訳者にあるのか? 『神曲』という大輪のバラを「病んだバラ」にしてしまった張本人は、寿岳文章よ、あなたではないのか?
36 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
35歳の地獄,
By ちょろ (群馬県 前橋市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 神曲 地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) (文庫)
”勝ち(負け)組”とか”頭のいい(悪い)人の・・・”とか冠する本がベストセラーとなる昨今も、ダンテが政争のため35歳で流浪の身となった700年前でも、人の欲の本質は変わらないらしい。『神曲』は難解と敬遠されがちだが、本書は読みやすい大活字の寿岳訳の真下に、西洋古典に縁薄くともまったく不自由を感じない同氏による註付き。 導者ウェルギリウスは、流浪するダンテの弱さを助ける内なる理性の声と希望だと考えれば、作品が身近に感じられるのでは。個人的には亡霊同士の醜い諍いに足を止めるダンテをウェルギリウスが厳しく叱責する第三十歌。また、死してなお、地上での名声のため名を伏せようとする亡霊が描かれる第32歌。そして、より深い地獄に故郷フィレンツェの”裏切り者”を落とすダンテに特に惹かれる。
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