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神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1)
 
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神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1) [文庫]

ダンテ , 平川 祐弘
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

1300年春、人生の道の半ば、35歳のダンテは古代ローマの大詩人ウェルギリウスの導きをえて、地獄・煉獄・天国をめぐる旅に出る……絢爛たるイメージに満ちた、世界文学の最高傑作を最高の名訳で贈る。第1部地獄篇。

内容(「BOOK」データベースより)

一三〇〇年春、人生の道の半ば、三十五歳のダンテは古代ローマの大詩人ウェルギリウスの導きをえて、生き身のまま地獄・煉獄・天国をめぐる旅に出る。地獄の門をくぐり、永劫の呵責をうける亡者たちと出会いながら二人は地獄の谷を降りて行く。最高の名訳で贈る、世界文学の最高傑作。第一部地獄篇。

登録情報

  • 文庫: 509ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2008/11/4)
  • ISBN-10: 4309463118
  • ISBN-13: 978-4309463117
  • 発売日: 2008/11/4
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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31 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
卒業論文で『神曲』を扱ったので、当然『神曲』を読まなければいけなかったのだが、最初はアマゾンで評価も結構高いので、寿岳氏が訳したものを買った。
だがしかし、全く読み進められない!!
もしこれを呼んでくださってる貴方が、とってもintelligentで知識人で、普段から古典などをお読みの方は寿岳訳でもいいかもしれないが、
もし貴方がそうでないのなら、断然この平川訳をお勧めしたい。
はっきり言って私には寿岳訳はあまりに難解すぎて全く頭に入ってこなかった。

また彼が確か英文学者であるから、『神曲』オリジナル→『神曲』の英語版→自分で訳すと、おそらくイタリア語の英語訳を訳すという作業が入ってきてしまっている。
そのため、ニュアンスが違うところが多い。
(例えば、平川氏が「濠」と訳しているところを、寿岳氏は「嚢」と訳しているが、ボッティチェリの《神曲挿絵》を見ると、「濠」という訳が明らかに正解である。)

ダンテは字の読める全てのイタリア人に読んでもらいたくて、ラテン語ではなくトスカーナ方言でこれを書いたのだから、
日本語だって同じように、今の私たちに分かる、読みやすくて正確な訳であるのが一番だと思う。

平川訳の方を読み始めたら、面白くて面白くて、まるでダンテと冒険の旅に一緒に出かけているような気になった。
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52 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By crites
形式:文庫
 平川訳は『神曲』の現代口語訳としては、最も標準的な訳といっていいだろう。原典を尊重しながら、とても読みやすい訳になっており、万人向けである。言葉も生き生きして躍動感がある。有名な冒頭部を引用しよう:

「人生の道の半ばで
  正道を踏みはずした私が
  目をさましたときは暗い森の中にいた。
 その苛烈で荒涼とした峻厳な森が
  いかなるものであったか、口にするのも辛い、
  思いかえしただけでもぞっとする、」

 文庫化されて入手しやすいものとしては、ほかに集英社の寿岳訳、岩波の山川訳がある。寿岳訳は、現代語にわざと古語を散りばめた特殊な訳である。これも冒頭部を引用する:

「ひとの世の旅路のなかば、ふと気がつくと、私はますぐな道を見失い、暗い森に迷い込んでいた。
 ああ、その森のすごさ、こごしさ、荒涼ぶりを、語ることはげに難い。思いかえすだけでも、その時の恐ろしさがもどってくる!」

「ますぐ」(「まっすぐ」ではない)「げに」「すごさ」あたりはまだしも、「こごしさ」となると理解できないだろう。それでもこの冒頭部はまだわかりやすいほうだ。

 岩波の山川訳は文語であり、現代の読者には読み通せないだろう。
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95 人中、89人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:文庫
1966年に『神曲』を翻訳し、その後も改稿を続けた平川氏の訳業が文庫で読めるようになった。『神曲』は何と言っても「地獄篇」がリアルで面白い。地獄巡りをするダンテが衝撃のあまり「気を失い、どうと倒れた」(p74)りするからだ。「肉欲の罪」で地獄を引き回される美貌の女性フランチェスカ・ダ・リミニが、切々とダンテに訴える有名な第5歌を、既訳と比べてみよう。「いちはやく雅心(みやびごころ)をとらふる恋は、美しきわが身によりて彼を捉えき、かくてわれこの身を奪はる、そのさまおもふだにくるし 恋しき人に恋せしめではやまざる恋は、彼の慕はしきによりていと強く我をとらえき」(山川丙三郎訳 岩波文庫p39)。「やさしい心を忽ちに焼きつくす恋のほむらは、今はわが身から取り去られた美しい容姿ゆえに、このひとの心を捕えた。そのさま、思いかえすも苦しい。恋しいひとを、ただひたすら恋いずにおれぬ恋のほむらは、そのひとをいとおしむ烈しい喜びに私をくるみ」(寿岳文章訳 集英社文庫p68)。「愛は、優しい心にはたちまち燃えあがるものですが、彼も私の美しい肢体(からだ)ゆえに愛の擒(とりこ)となりました。その身をなきものにされた仕打ち、私いまも口惜しゅうございます。愛された以上愛し返すのが愛の定め、彼が好きでもう我慢のできぬほど愛は私をとらえ」(本訳p72)。どうです、平川訳は流暢で美しい日本語でしょう。
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不滅の大古典
『神曲』は非常に緻密に構成されている。たとえば地獄は九の圏谷(たに)分かれている。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ReaL
読みやすい
読みやすくなると雰囲気は失われるんやろか

非常に読みやすい
投稿日: 1か月前 投稿者: 芹澤カモメ
古さを感じない名著
翻訳者の作品への理解の深さももちろんですが、作品自体が現代でも通じる面白さ。
地獄の情景を比喩を多用して表現したダンテの力量には脱帽もの。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: SOKURO
地球規模的歴史的大傑作
天才ダンテが暗示する正しい人生をぜひ体験してください。特に『地獄編』。せっかくこの世に生を受けたのですから読んで欲しい。そんな本です。寿岳文章訳も持ってますが一長... 続きを読む
投稿日: 2010/2/19 投稿者: タダトモ
通読できる訳
 山川・寿岳両氏それぞれの、ダンテへの畏敬の念に満ちた訳業には感銘を覚えるが、いかんせん通読は難しい。... 続きを読む
投稿日: 2009/2/21 投稿者: 成島柳北
平川氏の訳注には学識の深みが感じられます。
西洋版一大地獄絵巻です。悲惨を通り越して笑えます。でも34の地獄のあらゆるヴァリエーションが繰り返し繰り返し、語られますので、途中かなり飽きてきます。キリスト教の... 続きを読む
投稿日: 2009/2/7 投稿者: ワインドアップバード
イスラム文学のダンテ『神曲』への影響
河出世界文学全集に所収されていた現代語による平川氏の翻訳はすごくありがたかった。より入手しやすくなったのは大歓迎だ。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/21 投稿者: yojisekimoto
日本人にとっての「神曲」とは?
 「地獄篇」34歌、そのそれぞれの歌の冒頭部分に訳者の平川先生が内容紹介を載せているが、これが実にありがたい。日本人ならここだけを読んでも「神曲?... 続きを読む
投稿日: 2008/11/16 投稿者: ヒデボン
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